子どもたちにはうれしい「お年玉」ですが、あげる側にとってはお金の用意や金額を考えることも大変。
こちらは気を使っているのに、顔を合わせる親族からお年玉のことでマウントを取られると、うんざりするし疲れますよね。
夫の兄嫁など「立場が上」と勘違いしている人はどんなマウントを取ってくるのか、あるあるについてご紹介します。
“裕福ぶり”をアピールしたいだけのマウント
「夫の兄嫁とは毎年お正月しか会わないのですが、いつもお年玉の金額を言ってくるのが面倒くさいです。うちの子にも用意してくれることには素直に感謝するけど、『今年は3,000円にしたわ』と義父母の前でわざわざ言うのがストレスで、私も『ありがとうございます』と返しますが、単純にお金持ちをアピールしたいだけというか。義父母がいない場では私に話しかけもしないのに、お年玉の話題のときだけニコニコするのも気持ち悪くて、毎年憂鬱ですね」(34歳/金融)
「夫の実家で会う兄嫁のお子さんたちには、毎年お年玉を用意しています。兄嫁さんからもいただくのでお互い様と思っていますが、金額について『うちは今年から5,000円にしたの』など必ず我が家より多く言うのが嫌ですね。『少なくてすみません』とでも言わせたいのか、これには夫も不快感があるらしく『うちはふたりで話し合って決めているから』と返して終わり。金額でマウントを取る人って、心が貧しいのだろうなと思います」(31歳/営業)
お年玉の金額で張り合ってくるのがマウントのあるあるですが、お互いにお礼を言って終わり、にならないのはどこかで「うちのほうが裕福」と思いたいからです。
多く出すことで優位性をアピールしたいからわざわざ金額を口にするのであり、義父母の前など他人の目を利用するのも自分のため。
逆にいえば、「マウントを取らないと自分に満足できない」ことになるので、こんな場面は「満たされていない人なのだな」と思えば腹も立ちません。
お金でマウントを取るのは「下品」だと心得る
どんなことでも、「私はすごい」「人より優れている」と実感する目的で自慢話を持ち出すのは、良いマナーとは決していえません。
特に、お年玉のようにお金のことについて「うちは裕福」をアピールするのは品がなく、人柄の卑しさを感じさせます。
お金でマウントを取る人は、他人にそう思われる可能性について考える余裕がない状態。
金額を言われてカチンと来ると、つい同じようにマウントを取って溜飲を下げたくなりますが、自分も下品な人間になると思えば「しないのが正解」です。
マウントの取り合いは不毛でしかなく、嫌なことを言われたら別の話題を切り出して会話の方向を変えるのがベスト。
お年玉のことなら、夫に相談して自分は表に立たず、夫から我が家のやり方を伝えてもらうのもトラブルを回避できます。
親族としてのお付き合いは避けられないので、マウントに対抗するのではなく上手にかわす方法を考えたいですね。
さいごに
親族など身近な人からマウントを取られると、思い切った距離を置けないだけに付き合い方に悩みますよね。
マウントを取る側の心理には「自分をすごいと思いたい」が根底にあり、それを満たしてくれる人を常に求めています。
きっぱりと拒絶するのは自分のためと思いましょう。
(ひろた かおり/ライター)
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