SNSに投稿する写真やメッセージに「恋人がいますよ〜」とさりげない主張をする人がいますよね。
このような匂わせ投稿は、あまり気分のいいものではありません。
やっている本人だって、みんなが楽しんでくれるとは思っていないはず。
なのに、なぜ匂わせ投稿をしてしまうのでしょうか?
今回はSNSで匂わせをする人の心理を紹介します。
周囲にアピールしたい
匂わせをする心理の代表的なものが自己顕示欲や承認欲求などでしょう。
大好きな人や、素敵な人と恋愛関係になると、周囲に言いたくてたまらなくなります。
「恋人に愛されて、いますごく幸せ」
「こんな素敵な人を射止めた自分は、みんなより優れている」
自分の幸せな状況を周囲に知らせたい、誰もが羨む恋人がいるのを自慢してマウントを取りたい。そんな気持ちでいっぱいなのです。
しかし、おおっぴらに幸せアピールをするのがリスクになる場合もあります。
「みんなに言いたいけど、リスクは冒したくない」そんな心のなかのせめぎ合いのすえ、SNSでの匂わせ投稿になるのです。
ライバルへの牽制
恋のライバルがいるときも、匂わせ投稿をしてしまうシチュエーションといえるでしょう。
ライバルよりも意中の人と親密なことを匂わせて、有利な状況に持ち込もうとするのです。
「憧れの人とディナー。いろいろな話をしてお互い心から打ち解けました」
「今日は仲の良い男友達とショッピングへ。彼が手を繋いできてびっくり」
具体的に誰とは明かさないものの、ライバルに対して牽制になるような投稿をします。
ライバルがそれを見て、あきらめてくれれば、ラッキーですし、多少なりとも動揺させることができれば満足なのです。
実際はこのような行動はリスクのほうが大きく、あまりメリットはありません。
本当のことでも、意中の男性が見ていい気持ちにはなりにくいです。嘘であれば完全にマイナス印象でしょう。
それでもライバルと熾烈な恋のデッドヒートをしているときには、冷静さを欠いてやってしまいがちです。
公表できないことへの反発
付き合っていることを公にできないカップルがいます。
どちらかが、あるいは両方が既婚者であったり、パートナーがいたりするようなカップルは、当人たちが、どんなに愛し合っていても、付き合っていることは公表できません。
あるいは、職場の同僚や、取引先など仕事上の付き合いがある関係でも、安易に交際を公表できない場合もあるでしょう。
このような、付き合っていることを秘密にしている人は、ダメと理性では理解していながら、匂わせ投稿をSNSにしてしまう場合もあります。
秘密を秘密のままにできない人は、交際を公にできないことにストレスを感じるもの。不倫カップルなら、相手のパートナーに対するアピールやマウントの場合もあるでしょう。
これらの心理が働いて、恋人がいるような匂わせをする投稿をせずにはいられないのです。
まとめ
SNSに恋人がいるような匂わせ投稿をするのは、基本的には自己顕示欲や承認欲求からくる「自慢したい」「かまってほしい」などの心理からです。
または恋の競争で冷静さを欠いている、秘密の恋を秘密にしておけないなどの場合もあるでしょう。
見るほうはいい気持ちはしませんが、これといって対策のしようもありません。
「ご自由にどうぞ」そんな気持ちで無駄にイライラしないのが、いちばんの対策でしょう。
(大船くじら/ライター)
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