1/12に土星と冥王星のコンジャンクション(重なり合うこと)が起こります。
土星も冥王星も公転周期が長い星なので、コンジャンクション自体がとてもレアなこと。影響力は「大」だといえます。
2020年はそもそも木星と土星が重なり合う、20年に一度のグレートコンジャンクションの年です。
木星と土星がピッタリ重なるのは12/22と年末になりますが、それまでもいくつかターニングポイントがあります。
1/12の土星・冥王星コンジャンクションは2020年の星イベント第一弾というべきものでしょう。
1/12、土星・冥王星コンジャンクションの影響は?
土星と冥王星が重なり合うことでもたらされる影響は、「努力や管理、自己コントロールの仕方がガラッと変わる」。
それも、問答無用で強制的に軌道修正がかけられるニュアンスです。
土星:管理・節制・努力・抑制
冥王星:生と死、破壊と誕生
土星はコツコツと地道に頑張る星で、節制や抑制によって自分をコントロールし守る星でもあります。そこにすべてをゼロにするパワーを持つ冥王星が重なるので、「今までこのやり方で頑張ってこられたのに、それがまったく通用しなくなる」という感覚がもたらされるはず。
また、トランスサタニアンといわれる土星以遠の星たち(天王星・海王星・冥王星)は、個人の日常ではなく、社会全体に広範囲な影響をもたらします。
冥王星は太陽系最遠の星ですから、たとえば職場の組織、人事、事業内容が変わるとか、業界や国の制度に従うことで変化を余儀なくされる……といった展開があるかもしれません。
土星・冥王星コンジャンクションにどう対応する?
星の暗示としては結構キツめです。
否応なしに変わることを促されるので、戸惑いや動きづらさ、苦手意識、未練を感じるかもしれません。自己管理がキチンとできていて、仕事や人生をしっかり安定させている人ほど動揺するはずです。
でも、そこで「私にとっては前のやり方が合っていた」「私は変わりたくない」とガンコになると、かえって苦しくなります。
抵抗したくても、違和感を覚えても、訪れる変化を受け入れて試行錯誤したほうがいいでしょう。
今回もたらされる変化は後退ではなく進化ですから。これは2021年以降に続いていくもので、この流れに乗り遅れることは移り変わる時代に置き去りにされることを意味します。
頭の固い時代遅れの人間になるか、柔軟に時代の波を乗りこなしていくかはあなた次第です。
12日のコンジャンクションが吉と出る人たち
今回の星の暗示はキツイと申し上げましたが、苦しむどころか、むしろ気分がスッキリする人たちもいます。
今まで「そうじゃないんだよ! もっと良いやり方があるはず」と世の中の仕組みに疑問を覚えていた人は、待ってました! とテンションが上がる展開があるでしょう。
自分らしく生きられなかった人たちは、やっと自由になれるのです。
あるいは、自分を抑え込みすぎて「本音なんか言えない」「何も思いどおりにならない」と悲観していた人が、周りの状況がガラッと変わることでのびのび動けるようになる可能性も。
自分の未熟さや乗り越えるべきテーマに気づいて奮闘し始める人もいるでしょう。
今回のコンジャンクションで開放感や情熱を覚える人は、世間の常識にとらわれず、独自の価値観を持っているはず。
これまでは自分の考えと世の中が噛み合わなかったとしても、合う部分を見出せるようになるのです。
心がけたいことは「諦めないこと」
今回のコンジャンクションに戸惑うとしても、気持ちがスッキリするにしても、心がけたいのは諦めないことです。
何にしても今まで通りではいられなくなるので、とにかく前に進むこと。
土星と冥王星のコンジャンクションが起こるのは、山羊座の23度。
サビアンシンボルという見方をすると、「社会に適合」「果敢にチャレンジ」「積極性と受容性をバランス良く」「有言実行」といった意味があります。
「これ、やだなあ」と避けて通ろうとしたり、見て見ぬふりをしたりすると、さらにキツめの軌道修正があるかもしれません。
また、自分らしく生きられると気づくなら、これからの人生をクリエイトするための行動を起こしましょう。弱気にならず自信を持って。
大事なのは「できるかどうか?」ではなく、「やる」。一択です。
変化についていける?
2020年は世の中の在り方が変わり始める年です。1/12はその予兆、あるいは崩壊の亀裂が見えてくるタイミングになるでしょう。
これからは個の時代。全体主義で「右ならえ」に従っていればいい時代は終わりを迎えます。
不安を覚える人もいるかもしれませんが、周囲や世間がどう変化していくのか、それに対して自分はどんなアクションを起こせるのかを考えましょう。
変化する世の中に柔軟に対応していけるかどうかで人生は変わっていくはずです。
(沙木貴咲/占い師)
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