もうすっかり年の瀬ですね。
皆さん、今年一年お疲れ様でした。
お正月を前に、既に連休に入っているという方も多くいらっしゃるでしょうが、なにぶんこの時期は外も凍えるような寒さ。
なかなか外出するのも億劫ですよね。
しかし、ただ家の中で寝正月をするのも味気ないものです。せめてこたつに入りながら楽しめる娯楽に目を向けるというのはどうでしょうか。
最近は動画配信サービスも充実しています。
家にいながらにして、映画を観ることもできるようになりました。
そこで今回は、おめでたいお正月にぴったりな、面白くて後味の良い映画をいくつかご紹介したいと思います。
もしも「お正月、特に予定ないんだよなぁ」という方がいましたら、是非とも暇つぶしの手段として参考にしていただければ幸いです。
『バーフバリ 王の凱旋』(2017)
お正月に観る映画ですから、色んな意味で観ていて気分が爽快になるような作品が好ましいところですね。
最初にオススメしたいのが、昨年公開されて反響を呼んだインド映画『バーフバリ 王の凱旋』です。
マスメディアでも再三に渡って特集していたので、「いまさら」という感もあるのですが、それでもまだ未見だという方も多いはず。
特にインド映画ってクドい作品も多く、その印象があるとなかなか食指が伸びませんよね。
この映画も当初は2015年に公開され、日本では公開未定となっていました。
が、その間に世界中で数々の賞を受賞し、ようやく評判に押されて日本での公開が決定したわけです。
実際日本での評判も良かったことも記憶に新しいですね。
インド映画ということでクセは当然あるのですが、叙事詩的な雰囲気を丁寧なVFXと特有の強いノリで味付けした、どう斜に構えて観てもテンションが上がってしまう傑作です。
また、この映画は2部構成が予定されており、第1作目である『王の凱旋』は、今後公開される続編を楽しむ上でも押さえておきたいところですね。
『マッドマックス 怒りのデスロード』(2015)
爆発! 暴力! アクの強い登場人物! これらが生み出す結果をご存知ですか?
それは「最高」です。
長年ポストアポカリプス系映画の王道を突っ走る『マッドマックス』シリーズが2015年にリリースしたのが本作。
日本でもかなり話題になりましたね。
文明が崩壊しても、人間は死滅していなかった世界を舞台に描かれる、クドすぎる男たちの熾烈な攻防が見所になるわけですが、CG全盛の現代なのにあえてスタントを多用するのも魅力の一つ。
ありえない火薬量で爆発に次ぐ爆発を見せてくれる本作は、お正月早々、色んな意味で晴れやかな気分にさせてくれること間違いなし。
作風はなかなかとっつきにくいかもしれませんけど、それも本編を観るまでの話です。
一度観れば確実にそのインパクトに心を持っていかれることでしょう。
あと、妙に水が恋しくなります。
『キアヌ』(2016)
ちょっと普通の映画とは毛色が違うものの、間違いなく傑作の部類に入る作品があります。
それが2016年に公開された『キアヌ』です。
ジャンルで言えばコメディになるのですが、このキアヌとは可愛い子猫のことです。
主人公は黒人男性2人なのですが、彼がキアヌを溺愛。
ところがある日、血みどろの抗争の際にキアヌが逃げ出してしまい……という感じでスタートする映画なのですが、とにかくキアヌの愛らしさがことごとく行く先々で人々のハートを掴みます。
が、主人公たちにしてみれば自分の飼い猫なわけなので、その都度どうにかして取り戻そうとするわけです。
あまり長々と書いてしまうとネタバレになるので伏せますが、子猫のキアヌの声を、俳優のキアヌ・リーブスが担当しているのがちょっと面白いところですね。
おわりに
映画をオススメする際には、どうしても薦める側の好みが反映されがちです。
筆者の好む傾向がどうしても合わないという方も多いかもしれませんが、もしも未見の作品があったら、是非ご覧になっていただけると幸いです。
3作とも面白いですし、お正月に観るにはぴったりな後味を楽しめるはずですから。
(松本ミゾレ/ライター)
photo by もっと素材太郎
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