「彼氏ができなくてつらい…」「仕事がうまくいかなくてしんどい…」と愚痴る人に、「ただの努力不足でしょ?」と辛辣な言葉を投げかける人が増えた気がします。
「努力しろ」というのは簡単ですが、努力すれば必ず成果が出るわけではないですし、なにより努力をするのは面倒ですよね。
そこで今回は、努力を強要する社会に疲れた人達に心理カウンセラーの資格を持つ筆者が、ストレスを感じない生き方を提案したいと思います。
自己責任論を押し付ける人と距離を取る
何でもかんでも「自己責任だ!」「努力不足でしょ?」と何かと個人に責任を押し付ける人とは関わらないようにしましょう。
そもそも物事が上手くいかないことは環境が悪いケースが珍しくありません。
例えば、収入の多い家庭で育った子供は学力が高くなることがわかっています。
こういったケースは枚挙にいとまがないです。
努力できないのは自分の意志が弱いとは限りません。
極端な例でいうと「私の人生が上手くいかないのは日本の世の中のしくみが悪い!」くらい大胆に開き直って良いと思います。
人生には休息が必要であることを知る
日本人は“休むこと”を非常に軽視しています。
それどころか、「休み=サボり」と解釈し、まるで悪いことであるかのように考えている人も少なくありません。
健康を作る主な3要素は、「食事」「運動」「休息」です。
この3つの全てが満たすことで、はじめて健康は獲得できるのです。
何事にもやる気が出ない時は、自分自身が休息を欲しているサインです。「やる気が出ない~」と思ったら即座に休んでダラダラしましょう。
10年後の自分より今の自分
私事ですが、昔就職活動をしていた時、面接で頻繁に「10年後はどうなっていたいですか?」と聞かれた記憶があります。
今も昔もですが、やたらと「5年後10年後の自分」を考えさせられる機会は多くあります
ただ、未来のことなんてわかりません。
どれだけ綿密なライフプラン練ったとしても、今生きている多くの人がその通りの人生を歩めておらないにも関わらず、その質問をする人もいるでしょう。
「5年後にこうなっていたいから、そのために今この努力をする」といちいち考える必要はなく、今自分がしたいことをダラダラやっていれば良いのです。
“努力”を考え直す
何よりもまず、“努力”について考え直しましょう。
人からやらされている努力は努力と言いません。
例えば、「可愛くなりたいから!」「憧れのモデルさんみたいになりたい!」といった理由でメイクやファッションを勉強した時期はありませんか?
それは誰かに強制されたことですか?
自分が必要だと思った瞬間に人は初めて努力できます。人から言われて努力しても長く続かないし、仮に続いても身にならないことがほとんど。
「努力をしたくない」と思うのは、「“今は”努力をしたくない」ということです。
ですので、「したいことはないけどなにか努力しなきゃ…」と悩んでいるうちは努力しなくて良いでしょう。
まとめ
人生がうまくいかない原因に努力不足はあるかもしれません。
ただ、努力ばかりせずにのんびり過ごすことも人生を充実させるための大切な営みであることを覚えておきましょう。
(高萩陽平/ライター)
■「あきっぽい人へ」努力を長続きさせる方法
■【完全保存版】どんな人でも当てはまる自己肯定感の高め方を徹底レクチャーします!
■すてきな女性になるための「あかぬける努力」|エマちゃん