今の時代、個人が新しい発見や冒険を楽しむことってなかなかありませんよね。
大昔には
「海には小さな国ほどのサイズの魚が住んでいる」だとか
「あの山に入ったら二度と生きては戻れない」のような言い伝えが当たり前に信じられていました。
それをもってなお、冒険をする人たちは大勢いましたし、そういった人々のおかげで世界地図も完成したわけです。
もしかするとこの手の冒険者たちは、探究心とともに、宝探しという目的もあわせもっていたのかもしれませんね。
現在では宝探しなんてほとんど死語になっています。
ですが、やろうと思えば実際にできないわけでもないようです。
今回は、地球全土をステージにした宝探し、ジオキャッシングについて紹介したいと思います。
ジオキャッシングってなに……?
ジオキャッシングとはその名の通り、geo(地球)を舞台にした大規模な宝探しゲームです。
昨今では当たり前のようにGPSが普及していますが、このGPSを使うことで、正確な座標を測位しつつ、宝物を隠したり、またはそれを見つけたりという趣旨の遊びです。
このゲームにおいての宝物は、キャッシュと呼ばれています。
地球全土を舞台に行う宝探し。だからジオキャッシングと呼称するわけですね。
ジオキャッシングの参加方法は?
では実際に、ジオキャッシングについての具体的な参加方法についても説明していきましょう。
まずこれは、宝探しをさせる側か、する側かで、初動が異なります。
宝探しをさせたい場合は、米国のジオキャッシング公式サイト(日本語にも対応しています)にアクセスし無料でユーザー登録を行い、宝物を隠す場所の座標を登録。
その後に、隠した宝物の場所についてのヒントを記入して、公開するわけですね。
では、宝探しをしたい場合はどう参加すればいいのでしょう。
こちらの場合は簡単で、公開されたヒントと座標についての情報を得て、GPSレシーバーを使って宝探しに出かけるだけ。
非常に分かりやすい遊びです。
GPSレシーバー自体は世界中に普及しており、日本でも5,000円以下で手に入りますので、ゲームを始めるときのハードルは低いと言えます。
ジオキャッシングではどんな宝がうまっているの?
宝探しを遊びとしてとらえる場合、宝物を隠すよりも、探す方に楽しみをおぼえる人のほうが多いことでしょう。
ですので本項では、ジオキャッシングでどのような宝物が手に入るのか、これについての法則性を紹介していきましょう。
まず、探索が簡単な場合は、すぐに誰かが発見するため、貴重な宝物が手に入ることはまれでしょう。
逆に、南米アマゾンの奥地の洞窟の中と言ったような、とにかく人が行き来しにくいような極地に隠されるような宝物となると、これはたいていいい物が眠っているようです。
もちろん、発見した宝物は持ち帰ることが可能です。
逆に、発見しておいて持ち帰らないという状況は推奨されていません。
ですので、物凄いお宝を発見した場合は、遠慮なく持ち去ってOKなのです。
と、ここからがジオキャッシングの面白いところなのですが、宝物を持ち帰ると、当然次に宝探しにやってくるユーザーは「ない!」ということになります。
ですので、ジオキャッシングでは、後から来た人が損をしない方法として、宝物を持ち帰る際には、同等の価値のある品物を、発見者が納めるというルールを設定しています。
これなら恒常的に同じようなレギュレーションで宝探しが楽しめるわけですね。
おわりに
ちなみに、宝探しを無事に達成したら、宝物と一緒に納められているログブックに記入をして、公式サイトにアクセスし、その結果を報告することが義務づけられています。
宝探しが失敗に終わっても報告をすることが推奨されているので、参加の際には忘れないでおきたいところですね。
ところで気になるのは、世界中を舞台にしたジオキャッシングで、果たして日本にどれだけの宝物が眠っているかという点ですよね。
これについては2018年8月9日現在、東京近郊だけでも4,000件以上のキャッシュ情報が登録されています。
日本国内に限定しても、とくにユーザーが宝探しの目的の枯渇に悩む状況は考えにくいようです。
【参考】
ジオキャッシング公式サイト https://www.geocaching.com/play
(松本ミゾレ/ライター)
公開日:2018年8月28日
更新日:2019年11月11日
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