「GWは映画を観て過ごしたいけれど、ありきたりな恋愛映画には飽きた」
そんな方にお勧めしたいのは、ドキュメンタリー映画の鑑賞です。
今回は、観る前と観た後とでは、世界の見方がまるっきり変わってしまうかもしれない刺激的なドキュメンタリー映画をご紹介します。
GWに観たいドキュメンタリー映画①happy -しあわせを探すあなたへ
「モテたい」「夢を叶えたい」「理想の仕事につきたい」「お金が欲しい」…そういった欲望の根本にあるのは、「幸せになりたい」という気持ちでしょう。
ですが、肝心の「どうやったら幸せになれるか」を私たちは本当に知っているのでしょうか?
「エルメスの鞄が手に入れば幸せになれるはず」と必死で働いて手に入れたところで、高揚感が続くのはせいぜい一週間程度でしょう。「幸せになるために頑張っているのに、報われない」と感じている人も多いはずです。そういった人たちは、「どうやったら幸せを感じられるか」を理解していないのです。
『happy – しあわせを探すあなたへ』では、心理学や脳医学の専門家が「幸福を感じるための方法」を解き明かしていきます。
「外的なゴール(金・地位・容姿・称賛)を求めるのではなく、本質的なゴール(コミュニティへの貢献、自分の能力を伸ばすこと、友人・家族と親密な関係を築くこと)を求めることが、幸せへの近道」など、幸せになるための具体的なヒントも数多く提示されています。
残念ながら日本は、「先進国で一番幸福度が低い国」だと本作では紹介されていますが、それは、「何をしたら幸せが感じられるか」を自分自身が気が付いていないからだけのような気がします。
今現在、苦しい想いをしていたり、「幸せになりたい」と感じている人なら、本作から「幸せを見つけるためのヒント」が得られるはずです。
GWに観たいドキュメンタリー映画②フード・インク
朝・昼・晩、私たちは食事をしていますが、口に入れている食品がどこでどのように育てられたものなのか、食品を作る人たちはどのような労働環境で働いているのか、を知る機会はあまりありません。
『フード・インク』は、「大量生産低コスト」で作られる食品の闇に切り込んだドキュメンタリーです。
品種改良で急速に成長するようになった鶏は、丸まると太ってはいるけれども、体重を支えることができず一歩も歩けません。安い労働力を得るために、不法移民を法外に安い値段でこき使っていることもしばしばです。本作では、そういったアメリカの食品産業の闇を目の当たりにできます。
描かれているのはアメリカの出来事ですが、日本でも似たようなことが無いとは言い切れません。食品を買うさいに、その食品がどこで作られたのか、どういった原材料を含んでいるのか、きちんとチェックすることが必要なのかもしれない……と食品の選び方について考えさせられる一作です。
さいごに
今回は、価値観を揺さぶる力を持った上質なドキュメンタリー映画を2作品ご紹介しました。「GWは刺激的な映画が観たい」という方はぜひチェックしてみてください。
今来 今/ライター
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