芸能人にもファンが多い占い師、イヴルルド遙華さんは、自身の年間手帳『強運ダイアリー2018』(主婦の友社)に日本古来の暦を載せています。
これは、日本の季節を楽しみ、暦の意味を理解して運気に乗ることが大事だと考えるため。
6月は梅雨入りもあり、季節の変わり目になりますが、どう過ごすのが良いのでしょうか?
日本の暦にはすべて意味がある
イヴルルド遙華さん)私が作った年間手帳『強運ダイアリー』(主婦の友社)には、六曜(ろくよう)や選日(せんじつ)を記載しています。
六曜は「大安・仏滅・先勝・先負・友引・赤口」のことで、選日とは、「十方暮・大つち・小つち・三隣亡・天赦日・天一天上・八専・不成就日・大祓・土用・一粒万倍日」のことをいいます。
これは昔からある日本の暦で、結婚には大安を選ぶというのは、今でも意識されていますよね。
また、一年を24等分した暦、二十四節気というのもあって、こちらは春夏秋冬に合わせた内容になっています。
古来から伝わる暦には、季節や人々の生活に即した意味がちゃんとあるんです。この時期はこんな食べ物を食べると良いとか。「土用の丑の日にウナギを食べる」は有名ですが、これは夏の暑さに負けないスタミナをつけるという意味ですよね。
丑の日のウナギ以外にもたくさんあって、暦には人がより良い生活を送るために大切な情報が、たくさん盛り込まれているんですよ。
暦に教わることも多い
イヴルルド遙華さん)私はフォーチュンサイクル(注1)や占星術も使いますが、日本古来の暦には、教わることが多いと思っています。刻々と変わっていく運勢を読むというよりは、「この日はこうした方が良い」と教えてもらう感覚なんですね。
二十四節気でいうと、6月6日は「芒種(ぼうしゅ)」、21日は「夏至(げし)」になります。芒種は梅雨を知らせて、夏の虫カマキリが動き出す時期をあらわし、夏至はご存じのとおり、昼の長さが一年で最も長い日のこと。
どちらも夏の到来を教えてくれる暦なんですね。
それに合わせて衣替えをしたり、植物や農作物を植えたりと、行動を促されることも多いと思います。
現代では、外を何時間も歩き回らない限り、その時期の気温を肌で感じることはなかなかないかもしれません。でも、日ごとに移り変わっていく季節を実感するというのは、とても大事なこと。古来の暦を追っていくと、それが簡単に気づかせてもらえるんですよ。
夏越の祓で2018年下半期をハッピーに!
イヴルルド遙華さん)旧暦の6月末は、「夏越の祓(なごしのはらえ)」といって、上半期の穢れ(けがれ)を落とす行事が行われます。
実はこれ、大晦日と対になっていてけっこう重要なものなんです。今ではそれほど知られていませんが、7月以降の下半期をハッピーに過ごしたいなら大切にした方が良いですよ。
大晦日は、除夜の鐘が鳴る頃に神社にお参りに行くじゃないですか。それと一緒で6月末も神社に行くんです。日本全国どの神社でも良いですし、その時期に合わせて特別な行事を設けている神社もあるかもしれません。
夏以降に良い運気を取り込むためにも、一年の半分が終わる時期に厄落としに行ってみてはいかがですか?
……確かに、今はスーパーマーケットに行けば春でも冬の野菜が並んでいて、「旬の食べ物」が曖昧になっているかもしれません。夏至や冬至ですら、その意味を知らない人もいるはず。
だからこそ、古来から続く暦を大切にして、日本の四季を日常生活に取り入れるというのは、大切かもしれません。6月は夏至や夏越の祓を意識して過ごしてみては?
(カナウ編集部)
注1:フォーチュンサイクルは、イヴルルド遙華さんオリジナルの占術。生年月日から独自の暦を作り、人生傾向などを占うことができる。
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