人生はいつでもやり直せるといいます。ロンドンブーツ1号2号の田村淳さんは44歳で慶応大学の通信教育課程に入学しましたし、エッセイストの阿川佐和子さんは63歳で結婚しました。中年を迎えても勉強はできるし、アラサーだけが婚期ではないという証拠です。
ただ、「いつでもやり直しはできる」と構えていていいんでしょうか? 年末ですし、いろいろと焦りを感じる人も多いのでは?
今回も、人気占い師のイヴルルド遙華さんにお話を伺いました。
ぼやぼやしてたらアッという間に年を取る
イヴルルド遙華さん)確かに、人生はいつでもやり直しがききますし、本人にやる気があれば何でもできると思います。
でも、時間は有限で人生は一度きりですから。ぼやぼやしていたら、アッという間に時間が過ぎて、年齢だけ重ねてしまいます。「いいことないかな」「チャンスこないかな」と待っているだけでは、幸せになるのに効率が悪いんですね。
だから、仕事にしても結婚にしても、つねに目標を持ってそこに自ら進んでいくスタンスは必要だと思いますよ。
特に何も考えず、努力もナシで「あー、やっぱり結婚しておけばよかった」と40代になって婚活を始めるのと、20代と30代はとにかく仕事に一生懸命で、自分が納得できるビジネスキャリアを築き上げた人が、「やっぱりパートナーが欲しい」と40代で婚活を始めるのとでは違いますから。
人生を真剣に考えて毎日を一生懸命に過ごしている人は、たとえ40代で大学に入っても60代で結婚しても、“結果的にその年齢になっただけ”なんですね。若い頃はほかのことが忙しくて、むしろその年代にならなければできなかった……というか。
「私の青春は30代」
イヴルルド遙華さん)私は、高校時代や20代での青春がないんです。人間関係に悩んだり、高校卒業後は体調を崩して、外出もままならない状態でしたから。ひたすら悩んで自分の身体と向き合って治療して……という毎日です。
目標も未来もなく、彼氏を作ってデートしたり、結婚したり、仕事に成功してキャリを築いたりする友達を横目で見て、落ち込んでいました。他人と自分を比較して、何してるんだろうって思うこともあったんです。
だから、体調が回復して元気になり、ちゃんと仕事ができるようになってからの30代が、私の青春なんです。一緒に働いていた人とごはんに行ったり、女友達とお茶しながらおしゃべりをしたり、旅行に行ったりと、何でもないことが当たり前にできるようになって、本当に幸せだと感じました。
他の人が高校時代や20代ですることを、私は30代で体験したんですね。でも、人並みの楽しみが味わえず、遅れて経験したことで、すべてが貴重に思えて「どんな状況も楽しんだもの勝ち!」と思えるようになりました。
遅れて経験したぶん、学びが多かったのです。
年齢に制限されてしまうものもある
イヴルルド遙華さん)大抵のことは、年齢がいくつになってもやり直せるし、チャレンジもできます。でも、年齢制限が設けられていることも、やっぱりあるんです。
たとえば、企業の中途採用で「35歳まで」といった条件があるのは、よくある話。婚活でも、「20代女性限定」や「32歳まで」という年齢制限がかけられているパーティーはたくさんあります。
今の自分の年齢だからこそできることを正しく把握して、後悔なく生きることが大事です。
そのためには、目標を持って未来のヴィジョンを明確にすること。そしてそのヴィジョンを実現するにはどうすればいいか、具体的な方法や道筋を見つける必要があります。
2018年も終わりが迫っていますし、今年を振り返り来年の目標を立てながら、人生をもっと楽しく過ごすよう考えてみるといいかもしれませんね。
確かに……。30歳になってからモデルになりたいとオーディションを受けても、どこも相手にしてくれませんよね。それに、30代後半の大人の女性たちは、揃って「20代のうちに、もっといろいろやっておけば良かった」と言いますし。
年末ですから、いつもより真剣に自分を見直して、人生設計を改めてみると良さそうです!
(カナウ編集部)
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