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今日は120日。『大寒(たいかん)』です。といっても、「大寒って何?」と首をかしげる人のほうが多いかもしれません。

昔ながらの暦については、あまり知られていないことが多いでしょう。

 

でも、時代を越えて受け継がれる暦はとても大事だと、人気占い師のイヴルルド遙華さんは語ります。詳しくお聞きしましょう。

 

大寒とは?

 

イヴルルド遙華さん)大寒は二十四節気という昔ながらの暦の24番目。読んで字のごとく、もっとも寒い時期とされています。

 

二十四節気とは、春夏秋冬を二十四の節に分けたものなんですが、リアルな季節の流れとは少しズレます。たとえば、「立春」は春の訪れを知らせるものですが、実際には2月の頭なので、まだまだ寒い時期が続く……という風に。

でも、昔の人にとっては、「前もって季節を知る。準備する」という意味で、十分に活用できるものだったんですね。

 

「大寒」はもっとも寒い時期を示す暦ですが、「小寒の氷、大寒に解く」というように、真冬でありながらもほんのりあたたかみを感じる時期。

寒い中でもいろいろなことを始めるのに適したタイミングとされていて、武道をする人は寒稽古や寒修行をしたり、この時期のお水をお酒やお味噌の仕込みに使ったりします。寒いけれど、新しい活動を始めて、次の季節に向かう準備を始めることを知らせてくれるんです。

 

昔の暦を気にかけることは、決して無意味ではありません。

 

旬の食べ物を食べる大切さ

 

イヴルルド遙華さん)今はスーパーマーケットに行くと、いつでもいろいろなものが手に入りますが、野菜や果物には旬があって、旬を迎えた食材を季節ごとに食べるのが一番良いんです。

 

女性はダイエットを気にして、食べることにあまり興味を持てない人がいるかもしれませんが、食べることはとても大事なこと。適当にしていたら肌が荒れて、髪の毛もパサパサになってしまいます。

それに、食べないで痩せている人は、ちゃんと食べてちゃんと動き、健康的に体型を維持している人とはスタイルが違うんです。メリハリがなく、ただ痩せているだけ。体力もないし、いざという時に踏ん張りがきかないはずです。

 

何といっても体が資本。私も十代の頃に大病をした経験がありますが、体が健康じゃないと運も開けてきません。

 

大寒に食べるといいもの

 

イヴルルド遙華さん)大寒の時期は、キンカン・小松菜・水菜が旬を迎えます。また、寒い時期に栄養を蓄えた鶏が産む卵は、健康にいいといわれています。

 

この時期、風邪やインフルエンザが流行っていますから、大地のエネルギーをいっぱい含んだ野菜、栄養満点の卵を食べて、元気に冬を乗り切りたいですね。

 

新しい年が始まって20日目

 

イヴルルド遙華さん)今年の大寒は、20日。2019年が始まり、浮かれ気分がすっかり抜けて、新年会シーズンも終わるころです。

真剣に、気合を入れて今年をどうしていくのか、何を頑張るのかを考えながら、具体的な行動を起こし始めると良いかもしれません。

 

ダラダラ過ごして1月が終わり、2月はバレンタインがあるけれど28日しかないから忙しく過ぎて、3月は年度末でバタバタして……と時間を過ごすと、あっという間に春になってしまいます。

ただボーッとして毎日を送るのは、とてももったいないこと。一日一日を大切にして、価値ある2019年にしてください!

 

真冬の大寒だからこそ、活動を始める。次の季節を見越して準備を始める。そうすれば、濃密な冬になり、強運も引き寄せられるかもしれません。

みなさんもぜひ、有意義な大寒をお過ごしください。

(カナウ編集部)

 

 

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