不安と希望は真逆のようにみえて、表裏一体。
不安とは未来に抱く恐怖。
希望とは未来に抱く期待。
どちらも、今現在ではなく、未来を思って起こる感情です。
「あの発言はひかれてしまったかも」
「あの人を怒らせてしまったかも」
「間違えた行動をしたかも」
「病気になったらどうしよう」
「会社が倒産になったらどうしよう」
など日常生活で不安になる要素はいくらでもあります。
そして、不安や恐怖は、幸せな人生や目標達成、夢や希望の成就を妨げます。
パーフェクトヒューマンでなくてよい
完璧主義者は不安になりやすいのです。
なんでも器用にこなせる完璧主義者ならまだ良いのですが、なかなかそうはいきません。
理想と現実は違ったりします。
完璧な自分を目指すのではなく、今ある自分を受け入れることで不安は軽減されます。
感情の切り替えが大切
感受性豊かなのは良いことですし、クリエイティブな作業に繋がります。
しかし、感情の切り替えが下手だと、ネガティブな感情を抱いたときにいつまでも引きずります。
感情は連鎖します。
例えば、最初のきっかけは体調不良への不安。それが連鎖して、もしこのまま体調不良が続いて仕事が出来なくなったら生活はどうしようという経済的な不安へ飛び火したりもします。
そうなると、最終的に元々の何が不安の原因だったかも分からなくなり、漠然と将来に不安を抱き続けることになります。
なので、様々ことに感受性豊かに刺激を受けることは良いのですが、ネガティブな感情が湧き出たときは、意識的にネガティブな感情から離れましょう。
不安は悪いものではない
不安が悪いものであると認識してしまうと、不安から逃げようという意識が働いてしまいます。
そして殆どの人は、不安から逃げよう、目をそらそう、ごまかそうとすればするほど、逆に不安を意識してしまい、漠然とした不安が定着してしまいます。
まずは、漠然とした不安から、不安の原因は一体何なのか?
紙に書き出すなどして、徹底的な自己分析を行います。
不安とは未知のものへ対するネガティブな感情です。
その未知の部分を明確にすることで、不安をコントロールできるようになります。
今、この瞬間にフォーカスした生き方
前に、失敗したから、また失敗したらどうしよう。
前に、あの人に冷たくされたから、また会った時に同じように冷たくされたらどうしよう。
不安の多くは、過去のネガティブな経験から引き起こる感情です。
そして、過去の失敗やネガティブを繰り返してしまう原因は、まさしく不安な感情からという相互関係があります。
とにかく過去のネガティブな経験、感情を忘れ、今現在にフォーカスすることが大切です。
ヨガや瞑想で不安をコントロール
多くの不安障害を持つ人が、不安になると呼吸が浅くなります。
現代のヨガブームで、どうしても難しそうなヨガのポーズが出来ることばかりに注目されがちですが、ヨガや瞑想では、深い呼吸法が基本の重要事項。
正しいヨガや瞑想を行うことで身体からのアプローチで心を落ち着かせるのです。
足るを知る
仏教の教えのひとつで「足るを知る」というものがります。
身分相応に満足するという意味なのですが。
例えば、貧乏でも本人が満足していれば幸せですし、大金持ちでも、まだ足りない、あれが無いこれが無いと満足していなければ不幸ですよね。
欲深い無い物ねだりは、不安を引き起こします。
なので日々、今ある幸せを感じることが大切なのです。
今日も目覚めが爽やかで幸せだ。
美味しいご飯が食べられて幸せだ。
そのような些細なことでいいんです。
さいごに
不安はネガティブな過去から続いている未来。
希望はネガティブな過去を断ち切った未来。
不安は一概に悪いものとも言い切れません。
不安があるからこそ慎重になり、それは私たちが安全に暮らすための危険探知機でもあります。
なので、不安を100パーセント取り除こうとするのではなく、不安の感情をコントロールすることなのです。
不安を希望に変えるには、まずはネガティブな思考をループさせない感情コントロールの訓練が重要です。
そして、日々ワクワクやドキドキすることを見つけ上手になることです。
ワクワクやドキドキの感情は未来への希望とヤル気を与えてくれる栄養素。
人の脳ではいつも無意識が暴走してしまいます。
なかなか簡単ではありませんが、訓練をして意識的に不安をコントロールして希望に変える練習が必要です。
(キタミカ/ライター)
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