なんとか重い腰をあげて、モラハラ義母がいる義実家へ、お盆の帰省をしたY子さん。
到着して早々、義母と義妹に嫌味の言葉を浴びせられて、すでに憂鬱な気持ちになっていましたが、本当に大変なのはこれから。
義母と義妹のモラハラ全開の振る舞いの数々に、Y子さんは苦しめられ続けるのでした。
「あなたは家族じゃない」と言われた気分
帰省をすると、いつも基本的に家事全般はほぼ私がひとりでやることになります。
特に大変なのが料理。
毎日3食、みんなの食事を作り、食後の後片づけも私がひとりで行います。
義母と義妹は手伝おうとする姿勢を全く見せず、「久しぶりに会ったんだから、家族の会話を楽しませて」とひと言。
私は、まるで「あなたは家族ではない」と言われているような気持ちになり、さすがに台所でこっそりと泣きました。
みんながワイワイと楽しそうにしている中、私は涙ながらに大量の食器をひたすら洗い続けたのです。
作った料理に散々文句を言われまくり
夕食が終わり、ひと段落すると、今度はみんなでお酒を飲む時間になります。
もちろん私は飲ませてもらえません。
「Y子も一緒に飲もうよ」と夫は言ってくれるのですが、お酒を作ったり、おつまみを作ったりと、休む暇がないのです。
しかも、「このおつまみ、イマイチだよね」「Y子さんの料理って味が薄いよね」「なんかスルメとか食べたくなってきた」などと、義母と義妹は文句のオンパレード。
挙句の果てには、「Y子さん、コンビニで適当におつまみ買ってきてよ」なんて言い出す始末。
自分の作ったおつまみを拒絶され、近くのコンビニまでおつまみを買いに行く。
そんな屈辱を味わいながらも、私はただ必死に耐えるしかありませんでした。
「男の子だったらよかったのに」というひと言
でもそんなことよりも、私がもっとも許せなかったのが、義母の娘の扱い。
「Aちゃんが男の子だったらよかったのにねぇ」と娘に話しかける義母の姿には、怒りを覚えずにはいられませんでした。
さすがに見かねた夫が「いい加減にしろよ!」と怒鳴ってくれましたが、義母は素知らぬ顔。
さらに、義妹の息子にはお菓子をたくさんあげたり、こっそりお小遣いを渡したりしているのに、私たちの娘には一切なし。
自分の娘の子どものほうが可愛いという思いがあるのかもしれませんが、そこまであからさまな行動を取られると、こっちは嫌な気持ちにしかなりません。
「私はこの人の娘にはなれないんだな」と感じましたし、これからもちゃんと一定の距離は置くようにしようと強く決意した瞬間でもありました。
モラハラ義実家との距離の取り方
誰だってできれば義理の両親と仲良くしていきたいと思うはずです。
でも、相手がモラハラ気味の人だったら、なかなかそううまくはいかないでしょう。
そういったときには、必要以上に無理をしないで、距離を取るというのも大事なことかもしれませんね。
(marble/ライター)
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