幸せになりたいと願っている人は多くても、
「どうやったら幸せになれるのか」を知っている人は案外少ないような気がします。
今回は、橘玲著『幸福の「資本」論――あなたの未来を決める「3つの資本」と「8つの人生パターン」』(ダイヤモンド社)をテキストに、幸せになるために必要なものについて考えていきたいと思います。
幸せになるための3つの基盤とは お金・稼ぐ力・ネットワーク
本書では、幸せになるためには「金融資産・人的資本・社会資本」という3つの基盤が必要だと述べられています。
幸せになるためのインフラ1 金融資産
金融資産とは財産のことです。現金のほかに、不動産や株券なども含みます。
幸せになるための基盤2 人的資本
人的資本とは、個々人が稼ぐ力のことです。
幸せになるための基盤3 社会資本
社会資本とは、家族や友人、仲間などのネットワークのことです。
人間は社会的な生き物ですから、コミュニティに所属し、貢献しているという思いが幸せにつながりやすいのです。
金融資産、人的資本、社会資本、3つがそろっている状態というのは、金融資産が豊富で、稼ぐ力もあり、家族や友人との結びつきも強い状態のことです。
逆に、3つのインフラがまったくなくなると、貯金もお金を稼ぐ力もなく、頼れる人もいない状態、いわゆる「貧困」状態になります。
幸せになるためにできることとは?
3つのインフラがゼロになってしまえば、貧困状態に陥ってしまいますから、それだけは避けたいところです。
幸せを長続きさせるために必要な「金融資産・人的資本・社会資本」のうち、
どれか2つだけでも、確保しておく必要があるでしょう。
「稼げる彼氏がいるから、結婚したらそれで幸せになれる。ほかに誰もいらない」
という考えは、もしかしたらリスクが高いことなのかもしれません。
なぜなら、一人の人に、金融資産・人的資本・社会資本、すべてを補ってもらっていた場合、
万が一離婚してしまった場合、容易に貧困へと転落してしまう可能性があるからです。
幸せになるためには、
まずは自分にどのインフラが足りていないのかを見極め、3つのインフラがゼロになってしまうリスクを避ける対策を行う必要がありそうです。
さいごに。つかんだ幸せを長続きさせるために
今回は、幸せに生きるための3つのインフラをご紹介してきました。
「お金だけでは幸せになれない。愛が必要」という意見ももっともですが、
愛があったとしても稼げる力もなく、金融資産もなくなってしまっては、幸せを感じることができない人が多いのもまた事実です。
恋愛や結婚をすることで幸せを感じられたとしても、生活の基盤がしっかりしていなければ、幸せを持続させることは難しくなってしまいます。
幸せな恋愛や結婚を続けたいなら、恋愛や結婚だけを重視せず、仕事やコミュニティへの貢献にも力を注ぐ必要があるのかもしれません。
今来 今/ライター
公開日:2018年6月22日
更新日:2019年5月31日
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