学校を卒業したら、社会に飛び立つ……
とはいえ、社会人になっても実家で暮らしている人は意外と少なくありません。
「貯金をしたい」「親を支えたい」という正当な理由があって、あえて実家暮らしを選択している人もいます。
実家暮らし=甘えている、というのは果たして本当にそうなのでしょうか。
今回はニュースサイト『しらべぇ』の調査を参考にしながら、実家暮らし女子について考えます。
20代の7割以上が実家暮らし!
ニュースサイト『しらべぇ』によるアンケートでは、未婚男女947名に対して実家暮らしかどうか調査したところ、なんと7割以上の人が実家暮らしをしていることが判明。
社会人というと、すでに一人暮らしを始めているイメージが強いですが、20代では、まだまだ実家暮らしを続けている人がどうやら圧倒的に多かったようです。
ただし、対象年代が20代であるため職業に関して聞くと、「学生」が7割でした。全体で見ても「無職」「アルバイト」が8割を超えており、まだ社会に飛び立っていない、あるいは飛び立ちきれていない層も含まれていたため、実家暮らしの割合が高くなっている可能性があります。
ちなみに「会社員」「公務員」も5割以上が両親と同居しているか、もしくは近くに住んでいる結果となりました。
20代は、まだまだこれから成長する時期です。大学を卒業してから社会人になったとしても、30代に入ってようやく中間層、まだまだ勉強しなければいけない時期。
つまり20代では、そこまで年収も大幅にアップすることはなかなかないというのが現状で、できれば実家暮らしを続けて、支出をおさえていたい人が多いのではないでしょうか。
実家暮らしは甘えではない! やるべきことをやっていればOK
実家暮らし=甘えている、という見解が世の中の常識となりつつありますが、実家暮らしは決して甘えではありません。大人になってからも両親のご機嫌をとりながら過ごしていくというのは、なかなか大変なことです。
あくまでも実家に住まわせてもらっている立場ですから、あまり自由にも過ごせません。基本的には両親の生活リズムを優先しながら、自分の予定を組むことになります。
実家暮らしで甘えていると言われるのは、日常生活のすべてを両親に甘えているからであって、支払うべきものを支払い、両親をサポートしている自信があれば、世間から「甘えている」と言われていても、あまり気にならなくなります。
自分のお給料の中から食費を出したり、家事を主体的に取り組んだりと、実家に住んでいても甘えていなければ、自立した大人なのです。
20代の実家暮らし。貯金の目的を明確にしよう
実家暮らしを選んでいる理由として「貯金」を挙げる人も多いのでは? たしかに貯金は大切ですが、なんのために貯金をしているのか、目的を明確にしておくべきかもしれません。
ただ闇雲にお金を貯めたいから実家暮らしをしているだけでは、生活にメリハリがつかなくなります。「今、付き合っている彼との結婚資金を貯めたいから」「いずれ仕事で独立したいから」と、貯金をする以上は、目的を明確にしてから、コツコツ取り組みましょう。
目標があるから私は実家暮らしを選んでいる、という認識があれば、他人からなにを言われようとも、動じなくなるでしょう。
おわりに
世の中には、大人になっても両親を支えるために、と実家に暮らし続けている人もいます。それが甘えている状態なのかと言われると決してそうではありませんよね。
実家暮らしを選ぶとしても、なんとなく両親に甘えるのではなく、きちんと目的意識をもっていれば、周りからも甘えているとは思われないでしょう。もしも甘えてるかも…という心あたりがあるなら、家族ともよく相談しながらライフプランを見直しましょう。
(山口 恵理香/ライター)
公開日:: 2018年5月17日
更新日:2019年12月13日
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引用元:“実家暮らしは何歳まで許される? 実家に居座りたいOLへ「甘えてる」と批判の声”. ニュースサイト『しらべぇ』. 2018-04-5.https://sirabee.com/2018/04/05/20161574172/,