雨の日や、台風が近づいてくると、偏頭痛、体がだるく重くなる、首、肩、腰などが痛むといった症状に苦しまされ、気分も憂鬱になるという人は多いかと思います。
酷いと、仕事や学業にまで影響が出てしまいます。
今回は、低気圧にも負けない、体調の整え方をご紹介します。
低気圧で自律神経が乱れる!?
雨の日や低気圧の日に体調が悪くなる原因のひとつとして、低気圧による自律神経の乱れがあると言われています。
自律神経とは、呼吸や心臓、内臓の働き、消化器官、血液の循環などの、人間の意思とは関係なく働いている、生きるために重要な神経です。
自律神経には、交感神経と副交感神経という種類があります。
交感神経は、人間が起きている時、興奮している時などに活発化する神経です。
呼吸、心拍数、血流、体温調整などを自動で調整しています。
副交感神経は、人間が寝ている時やリラックスしている時などに活発化する神経です。
内臓や消化器官に働きかける作用があります。
この交感神経と副交感神経のバランスが崩れると、自律神経が乱れ、吐き気やめまい、食欲不信、不眠、動悸、息切れ、偏頭痛、身体の痛みなど、様々な身体の不調につながるのです。
自律神経を整える方法
自律神経が1度乱れてしまうと、なかなかバランスを取り戻すのが難しかったりします。
自律神経のバランスを整えるのには、日々の積み重ねが重要となってきます。自律神経のバランスを整える方法として、日常的に心がけることは、
- 規則正しい生活
- ストレスをためない
- ストレッチや運動
- 深い呼吸を意識
- 朝日を浴びる
- 起きたらコップ1杯の水を飲む
などがありますが、どれも健康を維持するために必要な基本的なことばかりですね。
それでも、どうしても体がだるく、朝どうしても起きられない時もあります。
そんな時は、寝ながらでもいいので、自分で自分の指の爪を、親指から小指まで、10秒間づつ、つまんでみましょう。
どうしても力が入らない時は、洗濯バサミなどを利用しても良いでしょう。
爪の先には、自律神経を整えるツボがあります。そこを刺激することで、血流や内臓器官の働きが目覚めてくるのです。
血流を良くするために、寝ながら両手足をあげて、バタバタとする運動も、簡単なのでオススメです。
また、起きたらすぐにシャワーや入浴をするのも効果的でしょう。
体が温まると、血液の循環がよくなり、自律神経も活発化してきますし、アロマなどを使ったりするとリラックス効果も上がります。
もちろん、夜のゆっくりバスタイムも、ストレス解消、ぐっすり眠れるなどの効果がありますのでオススメです。
セロトニンを増やそう
天気が悪い日が続くと、気分が落ち込んだり、やる気が出なかったりと憂鬱な気分になりますね。
太陽光を浴びる時間が少なくなると、体内のセロトニンは減少します。セロトニンとは、精神状態を大きく左右し、減少すると鬱の原因にもなる神経伝達物質です。
では、雨の日が続き、セロトニンの分泌量が減少してしまい、憂鬱になった時はどうしたら良いのでしょうか?
セロトニンは自転車こぎやマラソンなどの反復運動で増えると言われています。
雨の日に外出するのはおっくうですが、レインコートなどを利用して、近くの駅やコンビニまで歩いたりと、運動を心がけると良いでしょう。
また、食べ物では、豆腐や納豆などの大豆製品、バナナやチーズ、ヨーグルトなどの乳製品、そしてバナナなどに含まれる栄養素がセロトニンを増やす手助けをしてくれます。
さいごに
著者も東京での学生時代は、雨の日になると背骨の鈍痛に悩まされ、ベッドから起き上がれず、学校を休みがちでした。現在でも、日本に帰国した際に、天気が悪いと体調は、あまりよくありません。
しかし、不思議とインドの大自然の中で続く雨の日には、全く体調を崩すことのないのです。
雨が降ると、交通網がマヒし、停電なども頻繁に起こるのが当たり前のインド。
そもそも、ライフラインのない国で暮らしていると、雨や自然現象などで、多少自分の予定が狂ったとしても、最初からそんなもんだという気持ちもあるので、気分が滅入らないのかもしれません。
激しい雨音や、雨上がり西陽に照らされた美しい木々、カエルの鳴き声など、雨を楽しむ余裕すらあります。
天気が悪くなると体調を崩してしまう原因は、常日頃から、自分でも気がつかないうちにストレスをためていて、それが微妙な天候の変化などで、体の不調という形で出てくるのではないでしょうか。
ストレスフリーな生活は、なかなか難しいですが、まずは自分にとって何がストレスなのか、把握することから始めると良いと思います。
(ライター/キタミカ)
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