悲しいことは、できればそう多くは体験したくないものですよね。
でも、いつだって思ってもいないタイミングで悲劇は舞い降りるものです。
日々の仕事での失敗。あるいは恋愛においての失敗。失敗の場面に直面したとたん、心を満たすのは悲しみでしょう。
とはいってもせっかくの人生、できればたくさん笑って、少しでも幸せな気持ちでいたいもの。
そこで今回は、失敗を笑いに変えるためのテクニック、幸せを呼び込む気持ちの切り替え方について、紹介していきたいと思います。
悲しいことを笑いに変えると幸せに
世間は悲しいことばかり。
人生も、本当に楽しいことはほんの少ししかありませんし、悪いことばかり起きてしまう時期だって当然あります。
でも、悲しいことにばかり気を取られていると、どんどん気持ちに余裕がなくなってきてしまいます。
すると生活するのがつらくなり、精神的にも、肉体的にもいい影響はありません。
少しずつでも、悲しい気持ちをハッピーに、笑いに、変えていけたら世界が豊かになります。
まずは「悲劇を喜劇に変える!」を試してみることから始めませんか?
目の前の悲劇も、考え方によっては笑えてくる
失敗したできごとを失敗とだけ受け取っていると、人は徐々に自分に自信を失っていき、どんどんネガティブになってしまいます。
できれば失敗しても、周囲が笑顔でフォローしてくれる環境で生きるのが一番ですが、難しいことに世間にはそんなすてきな環境、そう多くありません。
だったらもう、自力でなんとかするしかありません。
失敗をしたあとに、自分の心持ち一つで、精神的な安定を手に入れないと、どんどん卑屈になってしまいます。
失敗をして落ち込むのは当然ですが、次の瞬間には気持ちを切り替えることが、まず大切です。
ありきたりな、と怒ってしまった方もいらっしゃるかもしれませんが、これも実行するのが難しい「気持ちの切り替え」をお手伝いするための前置きです。
失敗をしたとき、自分が悲劇の主人公のように見えるというのが、当たり前の状況です。
ですが、ここで必要なのは、起こった悲劇、自分の失敗を「第三者の視点」になって見つめることです。
どういうことでしょうか。
たとえば「ああ、またやらかした。私はホントにダメな人間だ」と落ち込んでばかりいる人は、この「第三者の視点」で失敗を見つめられていません。
ですが、失敗を少し離れた視点から、他人事のように見てみましょう。
すると「またやらかしてるよ、もう失敗が多くて逆に笑えてくるかも」という「逆に笑える」境地まで、到達できるようになるんです。
もちろん、失敗なんかしないに越したことはありませんが、人間誰しも過ちはおかすもの。失敗することもある、と広い心でいることが大切です。
すごくポジティブに見える人でも、失敗をしたときには心のなかで大騒ぎして、落ち込んでいるものなのです。
ただ、失敗を見つめる視点を上手に切り替えることで、その落ち込んでいる時間を短くできるかどうかの違いなのです。
おわりに
人は誰だって失敗するもの。
そう遠くない未来、このコラムを読んでいるあなたが失敗をしたときに幸せを呼び込めるように、あらかじめそのショックに耐えられる準備をしておきましょう。
人生を1つの映画と思うなら、不幸続きの人生はたしかに悲劇でしょう。
でも、悲しいことも連続して降りかかってくるうちに、毎回くよくよしてもいられなくなります。
実際、悲劇がテーマの映画やドラマなんかを観ていても、あまりに不幸が連鎖すると、なんだか笑えてくることがあります。
人生は、それらよりも上映期間がうんと長い悲劇と考えてみてはどうでしょうか。
一つずつの場面を切り取ると、とても悲しいです。
そんな悲しみも、連続して起こる様子を俯瞰(ふかん)してみれば、かえって笑えてくるかもしれません。
悲劇はもっとも喜劇に近い作りをしている、と考えてみるのがオススメ。
また、悲劇を笑いに変えられるような余裕があれば、その先にもっといいことがやってくるものなのです。
悲劇を喜劇に変えて、幸せを呼び込みましょう。
(松本ミゾレ/ライター)
公開日:2018年3月15日
更新日:2019年11月25日
photo by Janssem Cardoso
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