女性の幸せとは、
「好きな人と結婚して、子宝に恵まれ、幸せな家庭を作ること」
「仕事で成功、キャリアアップをして、セレブな暮らしをすること」
「趣味に打ち込み、その道のプロフェッショナルになること」
など、現代女性の考える幸せは多様化しています。
しかし、未だに、結婚や出産、そして家庭を築くことが女性にとって一番の幸せである。と考える人が多いのも確かです。
それは親や上の世代、そしてニュースやメディアによる影響が大きいでしょう。
筆者の生い立ち:家庭崩壊→離婚→シングルマザーへ
筆者の家庭は、親が離婚、再婚を繰り返し、家庭崩壊をしたので、高校生の頃から独り暮らしをして生活をしていました。
そんな家庭環境で育った私は、幸せな結婚生活を望んでいましたが、結局、上手く家庭を築くことが出来ず、モラハラ元旦那から逃亡し、現在、シングルマザーとして子育てをしています。
20代の頃は、生まれ育った環境に嘆き、常に精神状態も不安定で、睡眠薬や抗うつ剤に頼る日々でした。
モラハラ元旦那と過ごしていた期間は、毎日、死にたいと考えていました。
現在、シングルマザーとして、仕事と育児、家事の両立は、精神的肉体的にも大変です。
しかし、子供が生まれてからは、一度も自殺を考えたことがありません。
とはいえ、幸せに浸るほどの余裕もありませんが、子育てをする中で母親としての自分の成長も実感していますし、仕事にも手応えを感じております。
忙しいながらも、充実したやりがいのある日々を送っています。
そんな筆者の目線で、「女性の幸せ」について考えてみました。
結婚
女性の幸せは男性次第という考えは、非常に依存的だと思います。
もちろん結婚して家族を作ることは共同作業なので、パートナーの男性によって、今後のあなたの人生には大きく左右するでしょう。
しかし、本当に幸せな結婚生活を望むのであれば、金銭的な問題ではなく、精神的に男性に養ってもらうという考えは、改めた方が良いと筆者は考えます。
男性に幸せにしてもらいたいという他力本願な考えでいると、自分の力で幸せも不幸も選べなくなります。
そして、あなたの人生は結婚相手の男性の支配下にある状態になってしまうのです。
もしあなたが、世間体を気にし、他者からの賞賛によって、幸せを感じるタイプであるならば、社会的ステイタスになるような結婚や出産、家庭を築くことが、あなたにとっての幸せなのかもしれません。
しかし、本当の幸せとは、社会的な評価や、周囲の人たちの価値観でだけで決まるわけではありません。
多くの人が、結婚や出産、出世や玉の輿セレブ、安定した生活が幸せだと言っても、あなた自身が幸せを感じなければ、同調する必要はないのです。
幸せを感じるのは、他の誰でもなく自分自身なのですから。
妊娠、出産
妊娠、出産は女性の特権で、女性だけが体験できる幸せであるという認識を持っている人も世の中には多くいます。
しかし、女性であっても妊娠できない身体の人もいますし、結婚をして、例え、妊娠できる身体であっても子供を持たない選択をする人もいるのが現代社会です。
妊娠、出産し子供を育てることが、女性の絶対的な幸せであるという考えは、ひと昔前の価値観なのではないでしょうか?
また、日本では様々な手続が難しく、まだ認知度が低いですが、養子を貰って育てるという選択肢もあります。
同性のカップル、独身者でも、子供と共に人生を歩む幸せを選択できます。
妊娠や出産が、女性の幸せだと考えてしまうと、もし、何かの病気や障害、年齢的な問題などで、妊娠、出産が出来ない状態になった時、それは不幸であると感じてしまうことになります。
女性としての幸せのカタチは、こうである。
という固定観念が強ければ強いほど、もしも、その条件から外れた時の、落胆は大きなものとなります。
さいごに
女性の幸せとは、世間や周囲、親の押し付ける幸せの価値観に惑わされることなく、自分自身が幸せを感じることではないでしょうか?
幸せは、他の人と比較をして、優越感に浸ったり、争いや競争に勝って、人から奪い取るものでもありません。
幸せは、自然と自分の心の内側から溢れ出てくる感情なのではないでしょうか?
意外にも、自分の力で本当の幸せを感じることが出来る人は少ないように感じます。
まずは「あなた」にとって、幸せとは何なのか、よく考え、感じてみることをおすすめします。
(キタミカ/ライター)
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