- こんにちは、婚活FP山本です。
12月といえば「大掃除」。新年を気持ち良く迎えるため、また生活環境をリフレッシュさせるためにも、気合が入る方は多いのではないでしょうか。
掃除の基本は「不要なものを捨てる」ですが、意外に「捨てるための基準がわからない」や「何から捨てたらいいかわからない」という方も多いようです。
そこで今回は、大掃除において「優先的に捨てるべきもの」についてお伝えします。
あなたの大掃除に、お役立てくださいませ。
「1年で一度も使わなかったもの」を順番に
まずは結論から。「この1年を振り返って一度も使わなかったもの」を、片っ端から捨てていきましょう。
1年かけて一度も使わなかったものなど、今後も使う可能性は極めて低いのです。来年まで持ち越す必要はありません。
というのも、何から捨てたらいいか分からないと言う方の多くは、そもそも「モノが捨てられない」ことが多く、その極端な例がいわゆる「ゴミ屋敷」です。
そこまで物を溜め込んでいなくても、いずれその鱗片が出てくるもの。家の中が物であふれかえる前に、片っ端から捨ててしまいましょう。
ちなみに、ファイナンシャルプランナーの観点でいうと「室内空間は無料ではない」のです。
つまり、その不要なものを取っておくために、ムダな家賃を支払っていることになります。小さなカラーボックスが1つ2つならともかく、それがいくつも……となると、結構なスペースが占領され、お金を支払っていることになるのではないでしょうか。
これがもし、部屋一つ分にまで膨れ上がれば、適正な家賃を見直し、引越が必要になるかもしれません。
このため、「スペースを取る大きいもの」で「1年で一度も使わなかったもの」から順番に、捨てていくことが大切です。
モノもいいが、コトを整理し捨てるのも大事
またファイナンシャルプランナー的には、洋服や家具といったモノだけでなく、「コト」を整理して捨てることも、大掃除でお勧めしたいと思います。
ちなみにこの場合の「コト」とは、ある程度定期的に使っているサービスになります。
具体的には、新聞、スマホの有料アプリ(特に月額料金が発生しているもの)、パソコン上のサービス、(生命)保険、ネット通販、クレジットカード……あたりが、私の顧客からよく挙がってきています。
契約したもののほとんど使わず、年会費や月額費だけを支払っているようなサービス、何かありませんか?
1つ1つは少額でも、積もれば相応の金額になることも多々あります。
このようなサービスも1つずつ見直し、不要と思ったら捨てるような「家計簿上の大掃除」も同時にやると、物質的にも経済的にもお得で身軽になれるのです。
断捨離で空いた部屋を民泊に回すご夫婦
私の知り合いに、ともに30代前半のエンドウさん夫婦(仮名)がいました。エンドウさんは共働きで毎日帰りも遅く、忙しくて日頃は丁寧な掃除がなかなかできないと言っていました。
気づいたら物が増えて、家の中が落ち着かなくなってきたとのこと。
私は掃除を勧める一方で、そうした状況の経済的損失を伝えました。不要なモノで家賃が発生していると教えたのです。
エンドウさんは、そのような考え方をしたことがないとハッとした様子で、大掛かりな断捨離を始めました。
不要なものを思い切って全て捨てたら、なんと部屋2つが空いたそうです。
また私が経済的な観点で話をしていたのもあり、エンドウさんはその後、空き部屋を少し改良して民泊を始めたとのことでした。
「モノが捨てられない性格」のエンドウさんでしたが、部屋を貸すことで物を無駄に増やすこともなくなったそうです。
民泊による副収入も得られて、ご夫婦はとても喜んでおられました。
まとめ
大掃除は「1年で一度も使わなかったもの」を「スペースを取る大きいもの」から順番に捨てていくのが効率的です。
同時に「普段あまり使わないサービス」も見直し、必要に応じて捨てる(解約する)ことをお勧めします。
スペースは無料ではありませんし、使わない有料サービスも、原則無料ではありません。視点を少し変えると、お金の無駄遣いが見えてきますから、物質的にも経済的にも得をする大掃除をしましょう。
(婚活FP山本/ライター)
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