時代が移り変われば、ニーズも変化していきます。
そして、いま男性からもっとも受けている女子の特徴と言えば、「あざとかわいい女子」。
男性たちにもモテモテでちょっとしたブームなのだといいます。
果たして、「あざとかわいい女子」とは、どのような特徴を持った女子たちのことなのでしょうか?
聞き慣れないという方のために説明をすると。
「あざとかわいい女子」とは、「あざとい」と、「かわいい」を掛け合わせた造語。
「あざとい」を辞書で調べてみると、「1やり方があくどい。ずうずうしく抜け目がない。2小利口である。思慮が浅い。あさはかだ。」とある。つまり、「計算高くてかわいい女子」とうことになります。
計算高いと言えば、80年代ごろに発生した「ぶりっ子」のポジションが近いようにも感じます。
しかし、ぶりっこは女性からも男性からも嫌われた、ネガティブなキーワードだったはずです。
果たして、かつての「ぶりっ子」と「あざとかわいい」何が違うのでしょうか?
1.そもそも「ぶりっ子」ってなんだったの?
「あざとかわいい」に似て非なる「ぶりっ子」を調べてみると、語源は「可愛い子ぶる子」→「かわいこぶりっこ」→「ぶりっ子」と変化した言葉で、主に女性が異性の前で、無知なふりをして甘えている、非力なふりをしている、わざとらしい女らしさ(愛らしさ、可愛らしさ)のアピールをしている(「猫を被る」と同義)と解釈した人間が、これに対し否定的な見解を示す際に使われる言葉なのだそうです。
男性の前だと極端に声のトーンが高くなり喋り方が変化したり、語尾に変な言葉をつけて自己主張したり、嘘泣き、知らないふり、できないふりなどをしてバカを装ったりなど……、あなたの周りにも意外とまだいるのではないでしょうか?
(出典:ぶりっ子/Wikipedia(https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%B6%E3%82%8A%E3%81%A3%E5%AD%90))
2.「あざとかわいい女子」ってどんな女子?
「あざとかわいい女子」とは、冒頭で述べたようにあくまでも「計算高くてかわいい女子」のことを指します。
もしも、ふわっとした雰囲気を醸し出していたとしても、それは彼女の本質ではなくて計算です。
自分の魅力を客観的にきちんと把握したうえで、それを最大限に生かすことが特徴です。
さらに、ぶりっ子が演じていた役はあくまで「自分がなりたいもの」であることに対して、あざとかわいい女子たちは、意中の男性の好みに合わせて巧みに戦術を変えることも可能です。
その男性が「どのような女性を好むのか?」、「どのようなファッションを好むのか?」、「好きな食べ物は?」、「趣味は?」なども、瞬時に把握し、その要素を自分のなかに取り入れます。
また、飲み会などの場では異性だけではなく、同性の動きにも気を配り、つねにその場の空気を読んでいます。
ぶりっ子と違って、あからさまに誰かを出し抜くことは決してしません。しかし、それは水面下で行われています。
まとめ
「ぶりっ子」と「あざとかわいい女子」。
ふたつを並べて比較してみると、かなり違いがあることがわかってきましたね。どちらも、「自分をかわいく見せたい」という気持ちでは共通しているのかもしれませんが、ぶりっ子の場合は結果的に満足させるのが自分のみであり、その気持ちが一方通行。
かたや、あざとかわいい女子の場合は、相手を事前に把握して、喜ばせるなどコントーロールすることによって、自分の魅力を印象付けます。
「あざとかわいい女子」は、かなりの努力によって成立していることがわかります。言い換えると、「セルフプロデュース能力にものすごく長けている女性」ということになると思います。しかし、それは腹黒さや媚びるということと紙一重ではありますが……。
ですが、自分や相手のことをきちんと把握するなど、見習いたい部分も多々あるのは事実です。
自分の魅力には何かが足りない……。日ごろからそうのように感じている人は、「あざとかわいい女子」の良いところだけ取り入れてみても、いいのではないでしょうか。
(ライター/吉田ヨシヲ)
Photo by Tan Danh
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