僕はしばしば、芸術にかぶれて絵を描いたり、粘土をこねるといった趣味に走ることがあります。
しかし余計なものを足して没個性気味になってしまうこともしばしば。
なんというか、専門的な話はよく分からないのですけども、頭を使い過ぎると俗っぽくなってしまうんですよね。
こういうときに参考にしている金言が「古典に学ぶ」というものです。
そしてこの古典に学ぶという姿勢は、ものづくりだけじゃなく様々な局面で活きることがあるんです。
たとえば、恋愛でもそうでしょう。
「ハンカチ、落としました」古典の接近術は廃れない
恋愛における古典って、いろいろあります。
が、はじめに接近ありき。
まずは相手に認知させることを目的とせねばなりません。
そのために古くから使われてきた手段が、あえて相手の目の前で物を落としたり、相手が落としたものを拾ってあげる、という手法でした。
表題にあるように、ハンカチを落とした人に声をかけたり、逆に自分からハンカチを落として、気を引きたい相手に話しかけてもらうという作戦は、古典にして王道です。
そして王道は、決して廃れることがありません。
たとえば今の時代は、出会うためだけならそこまでの労力はかからなくなりました。
マッチングアプリに登録し、盛れた画像の1枚でも添付すれば、まあなんとかなります。
が、マッチングアプリに頼らずとも、王道さえこなしていればいつの時代でも出会うチャンスは得られるのです。しかも無料で、バーチャルでなくリアルを舞台に。
その点において、この手法は今後も決して廃れることはないでしょう。
実際に、ハンカチを落とされた側の立場になって分かること
しかし、古典的な手法に効果があると言ったって、実際どの程度効果的なのか。
それを食らった人の意見を聞かないことには判然としないものですよね。
そこで、いいサンプルがあります。
実は僕の知人男性のBくん(めちゃイケメン)が以前、わざとハンカチを落とす女性に遭遇したことがあると話してくれました。
「わざと~」と言ってる時点でBくんには魂胆がバレているわけですが、そうだと分かっていても、やっぱり嬉しいものだというのです。
人は、他人に好意を向けられても基本的には嫌な思いをしない動物。
Bくんの場合、イケメンなので好意は向けられまくっているのですっかり慣れているわけです。
だけど、それでもやっぱり、彼の目の前でわざとハンカチを落とし、拾った上で声をかけてもらおうとする女性の努力は微笑ましいと感じるのだとか。
そしてまたBくんは、そういう努力を実践する女性に対しては概ね仲良くしようと考えるのだといいます。
これがまあ、この古典的な手法を実践したときの、相手の反応というわけですね。
あえて好きな男性の前でハンカチを落とすという方法で、一本釣りを狙うことは不可能ではないと考えてもいいでしょう。
おわりに
そもそも古典とかベタって、言い換えれば基本です。
基本ができていてこそ、それを元にアレンジを加えてモテる術を実践することが可能になります。
となると、ハンカチを落とすという古典は、会得していて損はないでしょう。
むしろ世間には、基本ができていないのにアレンジに走っておかしなことになっちゃってる人も大勢います。
そうなると普通にイタい人になりがちですから、変に奇をてらうよりも、昔からあるアプローチをやってみるほうが、相手も面食らわずに済むのかもしれませんね。
(松本ミゾレ/ライター)
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