「喪女」とは、「モテない女性」を指すネットスラングです。
「どうせ自分は喪女だし」と自虐的に使われることが多いのですが、それをネタにしてしまっている時点で実は問題。
“恋愛は選挙じゃない、モテとマッチングは別物なのだ”
これは、『オクテ女子のための恋愛基礎講座』(アルテイシア/幻冬舎文庫)からの引用。
特定の恋人を作りたければ「モテ」ても仕方ありません。
やたらとモテようとすれば、たった1人の彼氏が欲しいだけなのに、気づけば周りにダメな男が集まっていた……という事態になってしまうかも。
そういった「喪女」が陥りがちな恋愛の勘違いと、改善方法を見ていきます。
ダメな外見でも認めてくれる男と付き合いたい! という残念思考
喪女である理由を外見のせいにするのは、まず1つ目の大きな勘違い。
どうせデブだから、胸が平たいから、ダンゴ鼻だから。
そういった身体的コンプレックスは、ダイエットや整形などしなくとも、服装や化粧を整えるだけでじゅうぶんカバーできるのです。
“見た目を変えるのは、メンタルを変えるよりも手っ取り早い”
アルテイシアさんは著書の中でそう述べています。
喪女の中には、
「いちいち化粧の研究なんかして男に媚びを売りたくない。ありのままの姿の私を愛してくれる男性と付き合いたい」
と考える方もいるでしょう。
しかし悲しいことに、男性はまず見た目から入ってしまうものなのです。
最初から好印象をもたれないなら、相手にすらしてもらえません。
もちろん慣れないうちは、外見を変えることに、精神的なつらさを覚える可能性もあります。
しかし、変えるのはあくまで外見だけ。
内面まで無理に変える必要はないので、コスプレ感覚で始めてみましょう。
恋の勘違い ありのままを愛してほしいのに、なぜか内面を隠したがる
2番目の喪女が勘違いしがちな恋愛ポイント。
1つ目の勘違い項目と矛盾するようですが、実はこれも喪女によくある傾向。
男性ウケのよくない見た目はそのまま出していくのに、オタク気質・BL趣味など、内面の恥ずかしい部分を、相手にひた隠しにしてしまうのです。
それで彼氏をゲットできても、隠し続けるのは体力を消耗します。
そもそもバレてドン引きされたら、その時点で恋は終了。
その趣味自体に引いてしまう男性もいれば、隠していたことを嫌がる男性もいて、どちらにしてもうまくいかないでしょう。
アルテイシアさんの本にも、こう書かれています。
“婚活成功者が勝因として挙げるのは「フル開示」で臨んだこと。フル開示は本命を一本釣りするための基本です”
恥ずかしい趣味でも理解してほしい、という思いがあるなら、婚活のプロフィール作りなどで自分の趣味嗜好はすべて開示しましょう。
そうすれば、趣味の合わない相手はまず寄ってこなくなり、最初から内面を認めてくれる楽な相手とマッチングできるのです。
メール・LINEなどのコミュニケーションに熱中しすぎる
外見は着飾りつつ、中身はオープンにしつつ。
そうやって理想の彼氏をゲットできたとしても、やはり恋愛経験の浅い喪女は最初のコミュニケーションで失敗してしまうことがあります。
それは、顔を合わせての会話より、電話やパソコンを通じてのコミュニケーションに熱中すること。
ネットでのやりとりは手っ取り早く、ついやりすぎてしまいますが、間接的なコミュニケーションばかり繰り返されると、男性は気が重くなるのです。
とくに、文字を送るだけではニュアンスがうまく伝わらず、誤解が生まれることもしばしば……
実際に、私の周りでも、せっかくいい感じで付き合えたのに、女性側がメールを送りすぎたためにダメになったケースがいくつもありました。
どうして顔を合わせて互いの気持ちを伝え合わないのでしょう。
“送る頻度や返す速度や文章の長さやテンションは「基本は相手に合わせつつ、やや控えめ」がベスト”
アルテイシアさんの言葉を引用すると、こうなります。
どうせ文面で気持ちが伝わらないなら、会って伝えればいいのです。
LINEなどで伝え過ぎれば過ぎるほど、むしろ会いたくなくなってしまうものですから。
さいごに
「どうせ自分は喪女だし」
と考えている女性は、厳しいことをあえて言いますが……そもそも恋愛のスタートラインにすら立てていないと自覚すべきでしょう。
不特定多数の男性にモテようとする必要はありません。
モテとは、あくまでも手段。
モテたところで、自分に合わない男性ばかりが集まってきては、無意味なのです。
時間と体力を浪費するだけでしょう。
一つ一つの勘違いを取り除き、一刻も早く、正しく楽な恋愛の道を進んでいきましょう。
喪女卒業は、目の前ですよ。
(平原 学/ライター)
公開日:2017年7月11日
更新日:2018年12月14日
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