昔……といってもせいぜい20年くらい前の話をします。
当時はまだ一般家庭にまでインターネットが普及していませんでした。
恋人との連絡は基本的に固定電話。携帯電話なんてまだ一部の人しか所有していなかった時代でした。
それでも恋人同士はそれなりにうまくやっていました。
そして現代。
ネットの発展によって誰もがパソコン、スマホを活用できる時代になっていますね。
パソコンやスマホがあれば、遠距離の恋人だろうとタダで通話することができます。
無料通話アプリのLINEを使って、メッセージのやりとりもストレスもなく、24時間いつでもできるようになりました。
本当に、一昔前に比べると、恋人同士にとってはお互いの心の距離が近しい、いい時代になったものです。便利ですね。
……ただ、少々便利すぎるのでは? と思うことも増えてきました。
実録! 恋人からLINEが届くとため息をもらす男たち……
今や、カップルのコミュニケーションツールとしてはLINEって本当によく利用されていますよね。
画像やスタンプも送り合えることから、つい多用したくなる気持ちはすごく分かります。
ただ、男性って結構LINEの返事をするのが苦手なタイプ、多いんですよね。
そもそも筆まめなタイプばかりとはかぎりませんので、返信のタイミングは人によってさまざまです。
ところがLINEって、メッセージを読んだら「既読」表記がつきますよね。
この表記のせいで、相手に「読んでいるのに返事がない」と思われてしまうわけです。
思われるだけならまだしも、ときには「なんで既読無視するの」なんて言ってくる女性もいます。
「既読スルー」に対する女性のツッコミが……
既読スルーについて。
これ、別にそんなに親しくない女性から言われてもまったく気になりませんけど、彼女からいちいち指摘されると、「ちょっと待ってよ」と言いたくなるものです。
男性なんて基本、筆不精です。
LINEをまめに返すタイプなんて、滅多にいません。
そりゃあ気になる女性を落とす直前ぐらいには、熱心に返信をしますけど、付き合って何か月、あるいは何年も経っているのに、しょっちゅう既読無視を指摘されたら、たまりません。
そして筆者はそういう指摘をする女性を、何人も見てきました。
LINEに対する男性の本音
男性からしてみれば、
「10年20年前は存在もしてなかった無料通話アプリのチャット機能一つに、いちいちそう怒らないでほしいな」
としか思えないところです。
LINEなんてただのコミュニケーションツールの一種で、別にそれがないからって関係がこじれるものでは、そもそもないはずです。
既読にはなるけど返事がない。
そう憤ってしまう方は、相手がなぜ返信しないかについても、一旦冷静に考えてみませんか?
とくにこの傾向がよく見られる女性って、とてもモテるタイプか、久々に恋愛をするタイプ。このどっちかであるケースが多いのです。
つまり普通の女性は、既読をスルーされたぐらいでは、あまり怒らないということなのだと思います。
自分を相手にしてくれないと感じて憤るのか、返事もしない相手に憤るのか……まずはその感情が湧く原因を突き止めることから始める必要がありそうですね。
返事も思いつかないくらい薄い連絡……
もっとも、多くの男性だってきっと、返信したくなる内容のメッセージなら、ちゃんと返事をするんです。
既読無視が何度も続いてしまうということは、
「これ、いちいち返事しなきゃいけない?」
と思ってしまうような、内容の薄いメッセージに原因があるのかもしれません。
とくにこれ、恋人同士だけの話ではなく、気になっている男性にLINEしても返事がまちまちだという女性には、一度メッセージの内容を吟味する時間を設けるべきだと、僕は主張します。
「そんな、たかがLINEでいちいち吟味とか……」
という意見もあるかもしれませんが、たかがLINEだから、内容が薄いメッセージを送っているという可能性があります。
また、たかがLINEだからこそ、それを受け取った男性も、
「こんなの返信しなくていいよな」
と思ってしまう可能性も、もちろんあります。
リアクションに困るメッセージとは?
具体的に男性が困るLINEの種類を、いくつか並べてみましょう。
・「おはよ~」や「今帰ったよ」だけの、返事をすることが面倒なLINEを毎日送っている
・「この曲オススメだから聴いてみて」などの音楽の趣味の押しつけをしている
・(返信が少ないことに対して)ねえ、私なにかした?
大きくこの3点が、男性が困ってしまうLINE。
簡単で返事が必要ない連絡は、数日に一度ならまだしも、しょっちゅう送られても、毎回同じことの繰り返しで、男性の多くはうんざりしてしまうものです。
女性だって、決まった内容のLINEを送るほど暇じゃないはずです。
誰も得をしないLINEの応酬はやめませんか?
あと、曲や本、映像などのオススメも、結構嫌がられます。
彼女のすすめるモノって、すすめられたら絶対見聞きしておかないと、後で「聴かなかったんだ」とか「観てないんだ」とか言われかねません。
男性にとっては手間が増えるだけの、困ってしまうLINEなのです。
「私、怒らせた?」と聞いちゃう女性
男性が敬遠するLINEをたくさん送った後で、「私、怒らせた?」系の疑問文を送ってくる女性がいます。
はっきり言ってしまうと……そういうのは男性からモテませんし、彼氏にも見かぎられかねません……
いちいち釈明するのも面倒ですし、かといって、ちゃんと「LINEの返信が面倒」と伝えたらショックを与えてしまうし、本当にまいってしまうのです。
おわりに
LINEってすこぶる便利なツールですが、それだけに下手な使い方をすると、一撃で男性に嫌われてしまいます。
もちろん、これは男性が女性に送る場合にも同じようなことが言えるのですが、今回は女性に向けての注意事項をまとめてみました。
まとめると、とにかく今回挙げたような系統のLINEは送らないこと。
これに尽きます。
「そしたら送るメッセージがなくなるじゃん」
という方もいるかもしれませんが、だったら送らないほうがマシかもしれませんよ。
とにかく男性は、無駄なLINEのやり取りにはこりごりなんです……
適度な内容と頻度にとどめれば、LINEは恋愛に欠かせない大切なツールですから、ぜひ使い方を間違えないようにしてくださいね。
(松本ミゾレ/ライター)
photo by walterhoogantink
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