マッチングアプリなどでLINE交換をした場合、やり取りを重ねて仲良くなっていける反面、グイグイと来られて困るケースもあるでしょう。
そんなときには、必要以上に相手を傷つけないように、上手に断ることが重要になってきます。
そこで今回は、LINEでの上手な断り方について紹介します。
目次
「LINEで断る際」の注意点と大事なポイント
相手のことを「否定しない」
断る際にもっとも注意すべき点は、相手を否定しないこと。
「あなたのこういったところが嫌」などと伝える必要はないので、あくまでも「申し訳ないのだけれど」という形でお断りをしましょう。
そして、最後に謝罪と感謝の気持ちを述べれば、相手もそこまで嫌な気分にはならないはずです。
「お礼の言葉」を添える
LINEのやり取りをして時間を割いてもらったのは事実なので、そのことに対するお礼と感謝を伝えるのは大事なポイント。
無用な怒りを買ったり、不満を抱かれたりしないためにも「貴重な時間を使わせてしまい、すみませんでした。ありがとうございました」などと、一文を添えたほうがいいでしょう。
「フェードアウト」や「ブロック」について
「フェードアウト」について
フェードアウトとは、徐々に連絡を取らないようにしていく行為。
少しずつ返信の数を減らしたり、わざと時間を空けてから返信をしたりして、自然と距離を置くようにしていきます。
「脈ナシなんだろうな」と相手に思わせることができるので、もっとも有効的な断り方とも言えるでしょう。
「カットアウト」について
カットアウトとは、いきなり連絡を絶ってしまう行為。
変に気を持たせるようなことはなく、はっきりと興味がないことを示すことができるでしょう。
ただ、やり取りを重ねたうえでのカットアウトはさすがに失礼なので、まだ関係性が浅い状況でのみ行うようにしたほうがいいですよ。
「ブロック」について
ブロックは、もう完全に連絡が取れなくなるようにする行為。
これは相手をイラッとさせてしまう行動であるので、できるだけやらないほうがいいです。
特に、デートをしていた相手なのであれば、いきなりブロックをするのではなく、きちんとお断りの連絡をして関係性を終わらせるのがベストでしょう。
状況別!上手な「LINEでの断り方」
LINEでお断りをする際に、具体的にはどういった伝え方をするのがいいのか。ここからは状況別の断り方を詳しく解説していきます。
「LINE交換」の上手な断り方
マッチングアプリなどで、知り合ってすぐにLINE交換をしてしまうのは、やはりちょっと危険です。
自分がよっぽど気に入った相手でもない限りは、「LINEは使わずにメッセージだけでやり取りしているんです。ごめんなさい」と伝えるといいかも。
「LINE交換をするのは嫌です」といきなりぶった切るのではなく、「まずはアプリ内のメッセージから」というニュアンスを出せば、そこから徐々に仲良くなっていけるケースもあるでしょう。
やってはいけない!「NG」な断り方
「LINE交換」の場合
「LINEを交換したい」という思いは、あなたに少なからず好意を持っているからこそ生じるもの。
そのため、その気持ちを踏みにじるような断り方をするのは、トラブルの元になるかもしれません。
「絶対に嫌です」などと厳しく言うのではなく、「LINE交換はしてないんです。ごめんなさい」とやんわりと断るようにしたほうがいいですよ。
「デート」の場合
「その日はちょっと無理ですね」「今はまだ予定が読めなくて」「また近いうちに行けるといいですね」。
こんな風にその場しのぎのセリフばかりで逃げていると、自分で自分の首を絞めることになるだけ。
完全に逃げ道がなくなってから断るのでは、相手を怒らせることにもなるので、適当な嘘ではぐらかすのはやめましょう。
「告白」の場合
告白を断る際にもっともやってはいけないのは、曖昧な返事をすること。
きっぱりと断らないと男性は諦めきれないですし、「もうちょっと押せばイケるのかな」と誤解を生むことにもなりかねません。
それではいつまでもグダグダした状態が続いてしまうので、「付き合うことはできない」ということはきちんと伝えてくださいね。
「電話したい」と言われた際の断り方
マッチングアプリなどで知り合った際に、LINE交換と同様に電話番号の交換を気軽に行うのは、やはり危険度は高いでしょう。
「電話で話したい」と迫られても、「すみません!電話はちょっと苦手で、メッセージでのやり取りしかしていないんです」ときちんと言うべき。
すでに電話番号を交換してしまっているのなら、「今、外なんだ」とか「友達と一緒にいるから」などと電話に出られない状態であることを告げれば、男性も諦めてくれるはずですよ。
「初デート」の上手な断り方
「まだ早い」と感じた場合
「会うのはちょっとまだ早いかな」と感じているのなら、その気持ちを素直に伝えるといいでしょう。
「人見知りですごく緊張しやすいので、もう少し仲良くなってからでもいいですか。ごめんなさい」と言えば、男性を嫌な気持ちにさせることはないはず。
「会いたくない」と言っているわけではないので、きっと前向きには受け取ってくれますよ。
「ちょっと違うかも」と感じた場合
メッセージのやり取りをしていく中で、「この人は違うかもな」と感じる場合もあるでしょう。
そういったときには、デートのお誘いを断って、連絡自体も徐々にフェードアウトしていくといいかも。
「今、大きな仕事を任されていて、まったく時間が取れないんです」と言えば、その後の連絡を減らしていく際にも言い訳にできるので、すごく無難に断ることができますよ。
「ご飯デート」を断る場合
食事や飲みのお誘いを断りたい場合も、「仕事が忙しくて行けないです。残念です!」と言うのが、やっぱり一番いい方法。
「行きたいけれど行けない」という伝え方ができれば、男性に不快な思いをさせることはないです。
また、現状であれば、「コロナが怖いので、食事はちょっと…。ごめんなさい」と、コロナ自粛を理由に断るのもひとつの手でしょう。
「当日ドタキャン」で断る場合
デート当日になってドタキャンをするのなら、とにかく少しでも早く連絡をするべき。
お店を予約していたり、すでに待ち合わせ場所に向かっていたりしたら、相手は無駄なお金や労力をかけることになるので、かなりの迷惑です。
「本当にごめんなさい!体調が悪くて行けそうもないです」とか「急な仕事が入ってしまったので、今日の約束はキャンセルさせてください」などと、しっかりと謝罪と理由を述べたLINEを迅速に送りましょう。
「初デートをした後」の上手な断り方
初デートをしてみて、「この人は恋愛対象としては見られない」と感じたのなら、帰宅後にお断りのLINEを送りましょう。
そこで断っておかないと、次のデートへのお誘いが来る可能性が高いので、どんどん引き返せなくなっていくだけ。
「今日はとても楽しかったです!でも、恋人というより、いいお友達といった感じがしてしまいました。せっかくデートをしてもらったのに、本当にごめんなさい」と真摯に伝えれば、きっと男性もわかってくれますよ。
何度か「デートを重ねた後」の上手な断り方
二度三度とデートを重ねた後で断る際には、丁寧さや誠実さを持ってきちんと伝えるべき。
相手もその気になってきているでしょうから、期待が大きく膨らみすぎる前に、少しでも早くお断りのLINEを送りましょう。
「何度かデートをしてみて、○○さんのことは友達としてしか見られないと感じてしまいました。本当にごめんなさい。貴重なお時間を使わせてしまって、申し訳ない気持ちでいっぱいです。今までありがとうございました」と、真剣に気持ちを書くことが大事ですよ。
「告白された」ときの上手な断り方
告白をされて断る場合には、「ごめんなさい。付き合えないです」という言葉ははっきりと伝えましょう。
ただ、適当に扱うのではなく、「好意を持ってもらえてうれしかったです」と、相手の気持ちに感謝をすることが大切。
告白をするときには、男性もかなりの勇気を振り絞っているものなので、そのことにはちゃんと敬意を示してあげてくださいね。
「同時進行」していた相手への上手な断り方
マッチングアプリなどで婚活をしているときには、同時に複数の相手とやり取りをすることもありますよね。
その中で好きな男性が見つかったのなら、それ以外の男性にはなるべく早めにお断りのメッセージを送りましょう。
気を持たせてしまうのはよくないので、「すみません。実は好きな人ができました。今まで楽しいやり取りをしてくださって、本当にありがとうございました」とちゃんと濁さず伝えれば、相手の男性も次の女性へと気持ちを切り替えられるはずですよ。
断っても「しつこく誘ってくる」場合は?
マッチングアプリで、断っても断っても何度もしつこく誘ってくる男性は、ブロックをしてやり取りができなくなるようにしましょう。
また、怒りや悪口などをぶつけられた場合には、下手に何かを言うようなことはせずに、速やかに運営に通報をしてください。
ただ、明らかにあなたが相手を怒らせるような発言をしてしまったときには、ちゃんと心を込めて謝罪をすることが必要になってきますよ。
さいごに
LINEで断る際には、伝え方に十分に気をつけないと、おかしな誤解を生んでしまう危険性を秘めています。
ただ断るのではなく、相手の気持ちを考えたうえでメッセージを送るようにすると、トラブルが生まれることもなくなるでしょう。
(山田周平/ライター)
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