「好きになっても幸せになれない人ばかりを好きになってしまう」。
そんな、ダメンズ好きな女性は少なくありませんよね。
冴子さん(仮名)もそんな、自他共に認めるダメンズ好きの女性でした。
しかし、そんな冴子さんは、長年のダメ恋歴に「あること」を変えるだけで、あっさりと終止符をうち、幸せな恋愛を掴むことができたと言います。
そんな冴子さんの体験談を前後編に分けてお届けします。「ダメ恋を卒業したい」という方はぜひ参考にしてみてください。
最初に好きになった人は、友達の彼氏だった
そもそも、初恋からしてダメだったんです。女子校に通っていた私が好きになったのは、同じ学習塾に通っていたイケメン高校生。
彼が私のファーストキスの相手でした。塾の帰り、二人きりになったときに、キスされ、好きになってしまいました。
でも、好きになったあと、彼は私の友人と付き合っていることが発覚しました。
彼女がいるのになんで私にキスしたの? と私が聞くと、「したかったから」と彼。
今となっては本当にいい加減な男だな、と思うのですが、当時は恋する乙女だったので、彼のしょうもなさには気がつくことができませんでした。
彼は、彼女に内緒で私に会い続け、ふたまた期間は3年間にもおよびました。
いつか私のことを本命にしてくれるだろう、と思っていたのですが、友達と別れた彼は、別の女の子と付き合い始めました。
私は彼にとって、どうしたって二番手にしかなれないんだ、と思いましたが、初めて好きになった人だったので、彼のことは憎みきれませんでした。
悪い男との縁を切ってくれたのは、別の悪い男
そうこうしているうちに、大学生になり、私は飲食店でバイトを始めました。
高校時代の彼とは、まだ続いていましたが、この関係はやめなければいけない、という思いもありました。
ある日彼の家でゆっくりしていたとき、彼が「今から友達来るからもう帰って」と私に言いました。私は嫌な予感がして、「それって彼女?」と聞いたんです。
今までだったら、「いや、違う、男だって」と彼は言っていました。でも、彼はそのとき言ったんです。「うん。だから早く帰って」と。
もう彼は私にとって、嘘をつく労力もかけたくないくらいの存在なんだ、と気がついて、泣きました。
泣いて、泣いて、次の日、バイトに行ったのですが、目が腫れてしまっていました。そんな様子を心配した店長が、親身になって話を聞いてくれました。
「そんな男とは縁を切れ。僕だったら、冴子にそんな思いは絶対にさせない」。
店長は、私がいかに素晴らしい人間か、彼が私にふさわしくない人間かを語ってくれました。そこから、店長と恋仲になるまで、時間はかかりませんでした。
でも、そこからがまた別のダメ恋の始まりだったんです。店長には、奥さんがいました。私はまた、ここでも二番だったんです。
店長の関係が一年ほど続いたある日、奥さんが妊娠しているとバイトの子から聞かされました。
脳天を殴られたような衝撃でした。そしてそのとき、「この負のループから、どうにかして絶対に抜け出さないといけない」と気がついたのです。
今来 今/ライター
このエピソードは、後編へ続きます!
後編は8月30日(日)20:30に公開予定!お楽しみに!
photo by .Allan Filipe Santos Dias
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