「自分の評価に繋がる」という気持ちが根底にあっての好意は、素直に受け止めたくありませんよね。
無条件の一心な想いには真心を感じても、容姿や条件にメリットを感じ、あろうことかそれを自己評価に取り入れようとする人の想いは、純粋さに欠ける下心に感じるのではないでしょうか。
そこで今回は、恋人を自己評価に取り入れる人の特徴と、取り入れられた側の心理や対処方をご紹介。
自己評価に取り入れる人と、真実の愛は育めますか?
恋人を自己評価に取り入れる人は顕示欲が高めな人
“顕示欲”は、誰もが多少は持っていると思います。
「評価されたい」「見てもらいたい」のは当たり前の感情で、特に近年では、SNSや動画投稿サイトが自己顕示欲のはけ口になっていると思いますが、「自分は違う」と思っている人でも、多少はあるのが普通です。
その中でも恋人を自己評価に取り入れる人は、一般的な人よりも自己顕示欲が高めな人。
恋愛においては、イケメンや美人にしか興味のない面食いの人や、条件主義の恋愛をする人が該当しますが、単に面食いというだけではなく、「イケメンと外デートしたい」「美人の彼女を友達に紹介したい」などの具体的な理想や、他人からの評価を考えている人が、恋人を自己評価に取り入れる自己顕示欲高めな人でしょう。
劣等感がある人も恋人を自己評価に取り入れがち?
顕示欲以上に、劣等感は誰もが抱いている心理です。
万人が美人と認める女優さんでもコンプレックスを抱えているぐらいですから、劣等感を抱かない人はいないと言えます。
その劣等感が時に、恋人を自己評価に取り入れたいと思うキッカケになることがあります。
劣等感が強いと、恋人という間接的な魅力が自分の魅力に繋がるように感じ、それが自分の表現になり、自分を誇示できると思うからです。
また、誇示をしている意識はなくても、自己満足に繋がるのは確か。
劣等感が強いほど、認められたい気持ちや、他人を見返したい気持ちが強くなり、それが強い自己実現欲にも繋がるので、劣等感が強い人は、恋人を自己評価に取り入れてしまいがちなのです。
顕示欲が高い人と比べると、恋人を自己評価に取り入れている感覚はないでしょうが、言動などから考察すると、まるでブランドを着飾るかのように恋人を着飾っているので、意識はなくても自己評価に取り入れてしまっているのではないでしょうか。
嬉しさ半分寂しさ半分…自己評価に取り入れられたら?
「恋人を自己評価に取り入れる」と文字に起こすと、すごくマイナスなイメージが湧くと思いますが、実際に取り入れられる側は、嬉しい気持ちもあるのでそこまで悪いイメージは湧きません。
恋人が自分の容姿などで浮かれてくれるのですから、悪い気がしないのは当然なのですが、外デートをするにしても友達に紹介されるにしても、同機はどうあれ、喜び、自慢してくれているので、される側としてもそれはそれで嬉しく思います。
「顔以外は全部嫌い」「世間体があるから」「経済力しか惹かれるポイントない」「出世のために付き合った」など、自己評価に取り入れるためだけに関係を持ったと言われたら腹も立ちますが、こんなことを言う人はいないので、多少自己評価に取り入れられていると感じても、取り入れられた側はへこたれないのでしょう。
でも中には、少しでも自己評価に取り入れられることを嫌に思う人もいますよね。
そういう人は、“自分の魅力を自分が好きになる”、“認める”、“自覚する”ようにしてみて下さい。
「自分はイケメンだ」「私は美人だ」と自覚すれば、恋人が浮かれる理由もわかりますし、“他人が自分に抱く興味や好意”が明確にわかってきます。
自分の魅力を自覚すれば、容姿や条件だけではない部分に惹かれて好意を寄せてくれる相手も見えてくるので、自己評価に取り入れられがちな特異な容姿や条件を持っている人は、斜に構えず“素直”になって、また、真心を注いでくれる相手を見つけられる“審美眼”を養い、真実の愛を見つけて下さい。
さいごに
純真な気持ちがないと、真実の愛を育めない気もしますが、殆どの場合、“それも一つの魅力”と思っているだけだと思います。
その魅力に惹かれるのは当然ですし、キッカケというのはそういうものなので、“その魅力あっての好意”だと割り切るしかないでしょう。
これは、特異なものを手にした人の“宿命”だと思います。
だからこそ、真実の愛を捧げたい相手、捧げてくれる相手が見えてくると思うので、特異な容姿や条件を持っている人は、「自分には、自分を自己評価に取り入れたいと思う人が寄ってくる」と、覚悟をしておきましょう。
(瀬戸 樹/ライター)
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