ダメ男だと分かっているのに、苦しい恋愛を続けてしまうのは何故なのでしょうか?
ダメ男経験値の高い筆者も、ダメ男との恋愛中は、自分の気持ちを客観視できず、ズルズルと関係を続けていました。
本来、恋愛とは、愛と幸せに溢れた、楽しいものだと思います。
ダメ男に情が移ってしまい、辛く苦しい恋愛関係から、なかなか抜け出せない女性の心理を解き明かしてみましょう。
ダメ男に情が移ってしまう女性の特徴
幼少期の親や周囲の大人との関係、過去の恋愛関係において、条件付きでしか愛情を感じられなかった経験のある、自己評価の低い女性が、ダメ男にハマりやすいのです。
例えば、面倒見の良い姉として育ち、妹や弟の世話をすれば、両親が自分に注目し愛してくれた。
出来の良い兄や姉がいたために、いつも比べられ、褒められることがなかった。
もしくは、元彼がDVで、自信を喪失してしまった。
などです。
そのような女性は、人に頼ること、助けられること、褒められること、が苦手で、他者から愛情を受ける為には、自分から相手に与え続けなければいけないという感覚を持っています。
また、仕事もなんでも1人でできる自立した女性がダメ男にハマってしまうパターンもあります。
自立と依存は相互関係にあり、なんでも出来る自立した女性と依存的なダメ男は、自然と惹かれ合いやすいのです。
しかし、ここには落とし穴があります。
いっけん、自立しているように見える女性であっても、本当は自分に自信がないタイプの女性が、ダメ男にハマってしまうのです。
そのような女性は、依存的なダメ男の面倒を見ることで、自立した、しっかり者の自分を保っています。
いっけん、自立しているように見える女性と、ダメ男との関係を紐解けば、実は共依存の関係だったりするのです。
いずれにせよ、ダメ男から逃れられない女性は、
「ありのままの自分では、愛情は簡単には、もらえないものである。」
という潜在意識からの強い思い込みにより、ダメ男との恋愛関係をやめられないのです。
ダメ男への情が冷める瞬間とは?
「あの男はやめておいた方がいいよ。」という友人の忠告も耳に入らず、ダメ男にハマってしまった女性が、ダメ男への情が冷める瞬間はあるのでしょうか?
もちろん、あります。
それは、あなた自身が本当の意味での精神的自立をした時、したいと思った時でしょう。
そして、愛情とは無条件で与え受け取るものだと、潜在的に感じられた時でしょう。
嫌われることを恐れず、ありのままの自分に自信を持って生き、心から自分を大切にすることです。
自分を愛することができれば、自分を傷つけるようなダメ男への情は自然と冷めてゆきます。辛く苦しい思いをして、自分の人生や時間を犠牲にしてまで、ダメ男と一緒にいようとは思わなくなります。
ダメ男に惹かれることもなくなり、情も冷めてゆくでしょう。
ダメ男から卒業したいと思うあなたへ
とは言え、一度、ダメ男にハマってしまうと、なかなか逃げられないのが現実。
初めの一歩としては、ダメ男と物理的距離を置く。意識的に恋愛をお休みする。
などが効果的だと思います。
自分は、ダメ男をしか愛せない、無価値な人間である。というマインドコントロールを解く必要があります。
そして、恋人と常に平等な関係を築く努力も必要です。
既に、ダメ男から逃げられない、ダメ男ばかり好きになる女性は、恋愛関係において、恋人と平等な関係を築くのは難しいと思います。
まずは、恋愛関係抜きに、他者と平等な関係を築く練習をしてみましょう。
著者の場合は、ダメ男との恋愛から逃れるために、日本に帰る予定を持たない世界旅行に出ました。
しかし、国を変えても再び、ダメ男と恋愛をしてしまい、自分の問題に気がつきました。
現在は、子育て、仕事、趣味と自分の生活が充実しているので、恋愛は意識的にお休みしています。
「今は恋愛をしない。」と決めて生活をするだけでも、かなり冷静に男性を観察できるようになったと思います。
私はいつも、ダメ男に、第一印象で感覚的に強く惹かれていました。
しかし今は、男性のちょっとした仕草や、何気無い言動から、ダメ男を見抜けるようになったので、ダメ男にウッカリ恋をしてしまうことも無くなりました。
また、子供がいることで、情熱的に燃え上がる一時的な恋よりも、長期的で穏やかな愛が必要だと思えるようになったのです。
(ライター/キタミカ)
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