大人なら「ひどい振られ方をした」ことの一度や二度ありますよね。ところで「ひどい振り方をした」方は、幸せになっていると思いますか?実は振った側も幸せになってないことって多いのです。
そこで今回は「恋人を手ひどく振ったその後」について、振った側の人にインタビューをしてみました。
1.結婚間近の真面目すぎる彼氏を振って後悔
貴理子(仮名・看護師)は、20代半ばからマッチングアプリを利用していた女性です。
そこで出会った高校教師の彼氏と3年間付き合い、結婚の話も出ていたのですが、最終的には貴理子の方からLINEで別れ話を告げることに。「最後にもう一度だけ会いたい」という彼氏のLINEも既読スルーしたと言います。
「彼はすごく優しくて堅実で、結婚するならこの人でもいいかも、とは思っていました。でも同時に、どこか物足りない感じもあったんです」
真面目すぎる彼氏に満足できなかった貴理子は、彼氏と付き合っている3年間のうち、2年間くらいはマッチングアプリで他の男性をこっそり探していたと言います。彼氏を振ることになった理由も、タレントでハーフモデルのニュー彼氏がマッチングアプリで見つかったからでした。
「いつも見ていたテレビ番組に出ていた彼だったので、本物が現れたときは本当にびっくりしました。すぐに付き合うことになって、夢のような時間でした」
最初の頃こそ、幸せを感じていた貴理子でしたが、すぐにタレントのニュー彼氏に他の彼女がいるらしいことを知ります。
「彼とは、半年間付き合っていました。でも女遊びが激しすぎて、ついていけなくなりました。まわりは結婚ラッシュだし、こんなことならあの彼氏と結婚しておけばよかったなって後悔しています」
貴理子はニュー彼と別れた後に、3年付き合っていた彼に連絡をとってみましたが、既読はつかないままだそうです。
2.ひどいことをした。今でも時々思い出す
優奈(仮名・家具メーカー勤務)が、拓也(仮名)と出会ったのは、合コンでした。
拓也からの猛アプローチで付き合うことになりましたが、優奈の転勤で遠距離になってしまいます。遠距離が耐えられないと思った優奈は拓也に別れを告げますが、拓也は諦められず、なんと仕事をやめて、優奈についてきてしまったそうです。
「自分のために仕事を辞められるなんて、本当に重いと思いました」
ふたりの温度差は明確で、拓也が優奈に尽くせば尽くすほど、優奈の気持ちは冷めていったといいます。転勤先で好きな人ができた優奈は、拓也に「鬱陶しい。重い。もう会いたくない」と告げたそうです。
「あれから10年以上経ちますが、あのときの彼の表情は忘れられません。いくらなんでもひどい言い方だったと思います。してしまったことは取り返しがつかないのはわかっていますが、あのころの私は本当に未熟だったと思い、思い出すたびに後悔が襲ってきます」
優奈は、その後結婚し、平和な家庭を築いていますが、今でも時折、拓也にしてしまったことを思い出し、胸を痛めているそうです。
振った人の中にも、「手ひどく振った」という記憶は残る
振られた側からすると、振った側は「傷つけるだけ傷つけておいて平気な人」に見えます。
ですが振った側にも「自分を大切に思ってくれていた人を、手ひどく振ってしまった」という記憶は残り続けるのでしょう。相手を傷つけるような振り方をしないことが、自分の幸せにとっても大切なこと。お互いのためにも後悔のない振り方をしましょうね。
今来 今/ライター
■浮気を許した女子の末路。許したら元の関係に戻れる?
■恋愛で幸せになれる相性チェック!4つ
■彼氏と相性が合わない…対処法5つ