「彼がなに考えているのかわからない」「彼が本音で話してくれない」などの悩みを抱えた女性は少なくありません。男性のほうも女性に対し、そう思っていることが多いかも知れないですね。
そんな彼らの共通点は、本音でコミュニケーションができていないということ。
この本音を引き出し会えないカップルというのが問題です。ここでは本音を引き出すための方法について紹介していきます。
1.自分の素をみせる
長くときを過ごす人とは、自分の素を見せていくことが大切です。
自分の考えではないことや、自分が本来したいことではないことをムリして続けていれば、他人と長く一緒にいるなんて無理でしょう。だからこそ自分も本音で生きる必要があり、相手の本音を引き出せることがとても大事なのです。まずは、あなた自身が自分の素をみせるように心がけてみてくださいね。
2.本音が聞けることが嬉しいと伝える
お付き合いしているときにどちらかが「自分が我慢することで日々を穏便に過ごせるなら、本音を言わずに黙っているほうがいい」と思うことは往々にしてあるでしょう。
たとえば、なにか直して欲しいことがある場合、直して欲しいところがあるのに、我慢すればストレスが溜まり、諦めるように。最終的には2人の関係にも影響がでるわけです。
それなら言いにくいことでも思っていることをちゃんと伝えてくれた方がマシでしょう。他人だから、あくまでも「言ってくれなきゃわからない」のです。黙ってしまいがちな相手には、何でも教えてと根気強く伝える必要があります。お互いのためにも、先々のことを考えても、本音が言い合える関係が理想だと伝えていきましょう。
3.「本音を話して良かった」と思える結果をつくること
たとえば、あなたはとび箱12段を跳ぼうとしています。向こうには人がいて「失敗しても大丈夫!わたしも危ないときには支えるし、両脇にはふかふかのマットがあるし、万が一転んでも絶対傷つかないよ!」と伝えます。でも、いざ跳びにいったらマットはない、人のフォローもない、床は固くて、砂利があって、失敗したら大けがを負うようなものだったらどうでしょうか。
そこにいた人のことはもう信頼できず、その人の前では跳びたい気持ちにはならないはず。これと同じことが「本音を話した場合」にも言えます。相手が本音を話してくれたときに、あなたの受けとめ方が悪く、本音で話さなきゃよかったと思わせるような結果になってしまったら、あなたの前ではもう一生本音を言わない!という思いをさせてしまうかもしれません。
そうならない為には、感情的にならず建設的に話を受け止めることが大切です。たとえば悪いところを直してほしい、という話だったら、その話自体はあなたの耳には痛い事実かも知れません。ですがそこで「でも!だって!あなただって!」と反抗したり、戦おうとするのはNG。なぜ本音で話してもらったのかを思い出してください。それは2人の関係を良くしていきたいからですよね。そのため戦うのではなく、いったん受け止めるましょう。
それでも自分にとって譲れない部分があるなら、きちんと理由を話すこと。相手に理解してもらえるように、温厚に伝えることが大事です。
本音を全て受け止めることで、相手はあなたのことを信頼します。そして、あなたが戦いモードにならないことで、相手も「建設的な態度」になれるため、2人の関係をよくする話し合いができるのです。
4.本音が必要な場面で綺麗事はいらない
「嘘をついてはいけません」
「横断歩道を渡るのは信号が青になってから」
と、このように世の中には、正しいこと、正義、常識、あたりまえの優しさなどがあり、大人にはそれが備わっているものですが、もちろんその反対の要素も同じように人には備わっていまます。
正義を説くだけの人に対し、自分の本音や素直な気持ちを話そうとはしません。だからこそ相手にそのままの素直な姿でいてほしいなら、自分自身も等身大で人間らしくさを曝け出したほうが良いのです。そうすれば、人は安心して素直な気持ちを本音を話すことができるでしょう。
正しさとか、常識とか、普通は、とかを会話で説くより、私はこう感じている、心から思っていることはこういうことなんだ、ということを相手に伝えた方がよっぽどコミュニケーションは成り立ち、本音を交わすことができるのです。
●おわりに
「この人は本音で話しても受け止めてもらえる土台がある」と思えれば、伝えにくいこともちゃんと伝えることができ、結果的に2人で建設的な話し合いをすることができるでしょう。末永く仲良くいるために、本音で話してもらえるような土台づくりを心掛けてみてくださいね。
(エマちゃん)
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