どんな悩みも受け止めてアドバイスをくれる占い師さん。ついついその優しさに甘えて、予定していなかった本音を吐露してしまうことってありますよね。すっきりして前向きな気持ちになれれば良いですが、せっかくの占い時間をより有効にするには、質問の聞き方にコツがあるのだとか。
今回は現役占い師さんから聞いた話をもとに、実は占い師さんたちが大きな声では言わないけれど、もう少しだけ工夫が必要な恋愛相談フレーズについて、解説します。
「私って結婚できますか?」は、実は何も考えてない証拠?
「私って結婚できますか?」という質問は、結婚を考える女性なら、一度は口にしたことがあるでしょう。一見何が悪いのかわかりにくいですが、ある東洋系占い師さんいわく「『私って結婚できますか?』という質問は、『とりあえず幸せになりたい』など、漠然と人生を考えている女性の多くが口にするフレーズです」とのこと。
この質問自体が悪いわけではないですし、占いで結婚に適した時期を出すことは可能なのでしょう。ただし、適した時期があったとしても、ご自身の気持ちが結婚に向いており、目指す気持ちがあることが何より大切なのだとか。
「占い結果は万能ではありませんので、ふんわりした気持ちのままだと、結婚運を引き寄せる力がしっかり発揮されないんです」だそうです。
とはいえ、「1年以内に絶対結婚したい!」と頑固になるのも考えもの。
まずはいつまでに結婚したいかを考えてから相談すると、より前向きになれる結果が聞けそうです。
「私と彼の相性はどう?」は、最悪のパターンを想像すること
好きな人ができると、まず占い師に聞くのは、彼とご自身の相性でしょう。しかしこれも、質問する際には少し工夫すると良いそうです。
「『彼との相性が悪い』という結果を聞く時、自分がどうしたいかを事前に想像してから聞くと、占断結果をより活用できますよ」
そう話すのは、占星術が得意な占い師さん。
「私が鑑定した方の中には、長年良好な関係を築いていても、占い的には相性が悪いご夫婦がたくさんいらっしゃいます。彼らに共通する考えはシンプルで、『相性が悪いなら、どうしたらもっと良くできるか?』という発想があることなんです」
もちろん、悪いから諦めるという選択もアリですが、相性が悪いからといって、好きという気持ちは諦められないもの。だからこそ、事前に悪かったパターンを想像して、前向きに占いを役立てようと考えると、必要なメッセージが得られるのかもしれません。
「彼は私のこと、どう思ってる?」は、ゴールを考えてから聞く
「彼は私のこと、どう思ってますか?」というのも、占いでは相談者がよく訊ねる内容です。前出の占い師さんいわく、これももう少し聞き方に工夫を加えると、幸せへのヒントがより引き出しやすくなるのだとか。
「多くの人が彼の気持ちを知りたいと思っていますが、目指す結果は『彼と付き合うこと』や『結婚すること』など、もう少し発展した結果ですよね。だからこそ、どう思っているかも大事なのですが、それよりも『自分がどうしたいか』をハッキリさせておくことが大切です」
意外かもしれませんが、「彼の気持ちがこちらを向いていない」という結果を聞いてから、自分がどうするか迷いだす女性は多いのだとか。
占いはいろんな結果がわかるので楽しいものです。けれど、1番大切なのは、あなたが幸せになることです。
そういう意味でも、ぜひ目の前の悩みにだけ心を揉むのではなく、少し広い視野を持って自分の悩みを考えてみてください。
さいごに
しんどい時には、今すぐ人に悩みを話したくなりますが、ぐっとこらえて1回深呼吸してみると、素敵な未来へのヒントがきっと得られます。
占いは見方を変えれば、問題解決の1つのアプローチ方法でしかありません。正しくモヤモヤを理解して、占いでのアドバイスを効果的に役立てましょう。
(おおしまりえ/ライター)
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