女優の高畑充希さん主演のドラマ、「過保護のカホコ」(日本テレビ)が注目を集めていますが、注目したいのはお相手の竹内涼真さんとの胸キュンエピソード……ではなく、カホコの過保護っぷり!
何から何まで親の庇護のもとで生きてきた“奇跡の純粋培養人間”なのです。就職間際の21歳にして、アルバイト経験ナシ。それどころが、一人で服を選べない。つねに送迎付きで駅まで歩いたことがない……など。
そんな、ないない尽くしのカホコに対して、世間は「あり得ない」という意見が大多数……と思いきや、「え? 私もカホコと同じなんだけど」「私って過保護なの?」という同調意見が、ツイッターなどでチラホラ出てきたのです。
20代女性には意外に多い!? と思われる「カホコ」女子について、ちょっと考えてみたいと思います。
「カホコ」女子に対する男性の感想
「こういう子と結婚したら大変そう」(36歳/営業)
「家族と仲がいい子って、育ちがいいんだと思う」(42歳/経理)
「年齢にもよるけど、家事やお金の管理くらい自分でできないとちょっと……って思う」(28歳/技術系)
「こういう子の親も実は過保護で育っていたり、どこかおかしかったりする」(39歳/事務)
「過保護ってことは、大切に愛情いっぱいに育てられたから悪いものではないとは思う。家庭環境が悪い人よりはいいのでは」(41歳/金融)
「知人が過保護な親を持つ女性と結婚したけど、親が干渉してきて離婚した」(30歳/自営業)
ナシ派ばかりかと予想しましたが、アリ派も結構いました。特に、お嬢様っぽい女性には過保護が多い、という意見が目立ちました。
とはいえ、彼女として付き合うのは良くても、結婚となるとやはり、男性は少し引け目を感じてしまうようです……。
チェック! あなたの「カホコ」度
特に、実家暮らしの女性や、一人暮らしをしていても実家が近くて頻繁に行き来するような女性は要チェックです。自分としては「普通のこと」と思っていても、世間の目は過保護だと見なしていることがあるかもしれません。
・三度の食事は、職場に持って行くお弁当も含めて、お母さんが作っている
・あなたの部屋の掃除を、お母さんがしている
・学校や会社の送迎を家族にしてもらっている
・着るものや仕事、人間関係を母親や父親が決める
・預金を親が管理している
駅や職場までの送り迎えをしてもらうことについては、「私も!」という女性が意外に多いんだとか。それだけで「カホコ」だとは断言できませんが、服や仕事、お金、人間関係に親が介入するというのは、ちょっと周りから引かれるかもしれません。
恋愛や婚活に口を出す両親
娘の幸せを第一に考えるのが親であり、少しでも問題があるとわかれば、「あんなオトコやめなさい」と助言するのも当然かもしれません。しかし、自分が好きと思う相手を、親がやめろと言ったからといって、本当に諦められるでしょうか?
ドラマで主人公のカホコは、育った環境があまりに違いすぎる男性を好きになるものの、両親から反対されてケンカ別れし、別の男性を探そうと婚活を始めますが……自分が納得しない別れを受け入れるのは、難しいと思います。
ドラマがどういう展開をたどるにせよ、結婚するほどの年齢になったなら、「私はこうしたい」という自分の意志を持った方が良いでしょう。
仕事や人間関係とは違い、恋と結婚には感情が絶対につきまといます。「好き」はやっぱり「好き」ですし、反対する親と自分の気持ちの折り合いは、最終的には自分でつけるのが正しいといえます。
まとめ
もし、過保護な親の意見に反発して自分の愛をつらぬき、失敗してもそれはそれ。ずっと過保護で生きてきたなら、良い「人生の糧」になるはずです。
人間は経験と失敗から多くを学びますし、悲しさや悔しさを味わわないと理解できない部分だってあるでしょう。
両親に守られた人生を送っている女性にとっては、自分一人で自由に判断して行動することは、少し怖いかもしれません。面倒臭いと思う場面もあるでしょうが、でも「今、経験しておかないと恥をかく」「本当に何も知らないまま大人になってしまう」となるよりは良いのでは?
良くも悪くも親との距離が近く、細かなことにも介入されているなら、勇気を持って「自分一人だけの一歩」を踏み出してみましょう。職場に持って行くお弁当を作ることから始めたって良いのです。
(蒼海水月/ライター)
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