モラハラ関係にはまってしまうと心身ともに蝕まれ、生きづらい人生になってしまいます。
モラハラ加害者と、恋人同士であれば、相手との関係を簡単に解消できますが、結婚相手となると、モラハラ被害から抜け出すのは大変になってしまうので、見極めが必要です。
そもそもモラハラとは?
モラハラとは、職場や家庭内の立場に関係なく起こる精神的な嫌がらせのことです。
よく「モラ夫(モラハラ夫)」という、夫が加害者であるという意味の言葉を耳にしますが、実際は、夫だけでなく、妻も加害者になりうる可能性はあるんです。
モラハラは目に見えて分かりづらいので、実際には、どちらが加害者で、被害者なのかという判断は、第三者が判断するのは難しいでしょう。
モラハラの加害者は、巧妙な手口で、あたかも自分が被害者のように周囲を味方につけたりもします。
そして、モラハラ被害者は、自分の方が悪かったのではないか? と自分を責めるようになり、精神的に弱ってしまいます。
なので結婚前に、お相手がモラハラ気質であると気がつければ良いですよね。
結婚したら豹変してモラハラになるタイプの人を考察してみましょう。
世間体を気にしすぎる
自分や家族の本当の幸せよりも、世間体や他の人の評価を気にするような、プライドが高く、見栄っ張りな人はモラハラ気質の可能性大。
そんな人は、人目のあるところでは、自然と素晴らしい自分を演出できるのです。
しかし、親しい人や家族に対しては、横柄で雑な態度であったりもします。
ありのままの自分を受け入れられず、表面的なところばかり取り繕って生きているような人は、モラハラになりやすいでしょう。
すぐに怒る
大きな怒鳴り声や精神的肉体的な暴力で、弱い相手をジワジワと追い詰めるような人は、怒りの感情を利用して、相手をコントロールしたいと無意識レベルで思っているのです。
そして、モラハラ気質の人は、アメとムチの使い方がとても上手なんです。
相手を怯えさせるように怒りをぶつけたかと思えば、別人のように優しくなります。
その繰り返しにより、相手を自分の支配下に置きます。
特に、自尊心の低い人は、このようなモラハラ気質の人のマインドコントロールを受けやすく、モラハラ加害者の餌食となってしまいます。
異様に嫉妬深い
人間なので多少の嫉妬心は仕方ありませんが、異様に嫉妬深い人はモラハラ要素を持っています。
普通はスルーするような事でも、モラハラ気質のある人は嫉妬心を燃やしたりするので、注意して相手を観察しましょう。
毒親育ちのアダルトチルドレン
毒親といえば、元々はアルコール依存症の親のことを指しますが、子供に対する過干渉もしくは、無関心など、子供に対して真っ直ぐな愛情をかけられない親のことです。
そんな毒親の元で育ったアダルトチルドレンは、モラハラになりやすいでしょう。
何故ならば、何も知らない子供時代に受けた親からの愛情表現が正しいと間違って覚えてしまっているからです。
そして、そのモラハラ的な愛情表現は、受け継がれてしまいます。
お相手がモラハラかどうか確かめるのには、両親との関係性にも注目してみると分かりやすいでしょう。
モラハラ加害者は元モラハラ被害者である
モラハラ加害者は、過去にモラハラ被害に遭った人である場合がほとんどです。
毒親から受けたモラハラ的な愛情表現しか知らないアダルトチルドレン。
過去の恋愛でDV被害に遭ったトラウマを持つ人。
など、経緯は様々。
モラハラという歪んだ愛情表現が、普通だと思い込んでいて、自分がモラハラをしている自覚がないのが、モラハラ気質の人たちです。
なので、人間関係の中で、モラハラ被害者である自分、加害者である自分を繰り返してしまうのです。
そして、モラハラ気質のある者同士が無意識的に惹かれあってしまうのも事実。
人間関係はリフレクション的な要素があります。
もしも、あなたの愛する人が、結婚を機にモラハラになってしまったら。
まずは、自分もモラハラ的な部分があるかもしれないと考え直してみるのも重要です。
特に、過去の恋愛で何故かモラハラ、DV被害が多かった人は注意が必要かもしれません。
そんな哀しいモラハラの負の連鎖を断ち切るためにも、モラハラの被害者は、加害者になる可能性も高いということを覚えておきましょう。
(ライター/キタミカ)
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