「やさしい男だったら、それだけでいい」それはちょっと、極端かもしれません。
なぜならやさしいだけでは、彼がいい人なのかどうかは分かりません。やさしくても、いざというときに自分の居場所や味方になってくれないなら、付き合っていても意味がないかも。
紳士かつ、優しい男性の方がより幸せな人生を歩めると思いませんか?
今回は、やさしくてもダメな男の特徴についてご紹介します。
「女性は、こうあるべき」と強く語りたがる人
昔から仲良くしている男友達・Aくん。
彼は学生時代の頃から100年計画を立てているような人。堅実といえば堅実ですが、あまりにもプランが固まりすぎていて、女性側からすると計画通りにいかなったときが怖すぎる…。
彼はよく「女性はいつもメイクをしているべき」「洋服に手を抜くべきではない」と、彼なりの女性に対するルールがあるようです。しかし一女性として強く言いたいのは、いつも完璧でいられる人などごくわずかということ。
急遽具合が悪くなったときでさえメイクをしろというのは、逆に女性について何も分かっていない証拠でもあります。
女性のカラダは繊細で、周期に合わせて過ごし方を変えなくてはいけません。そんな諸事情をすべて無視する彼なら、普段やさしくても、本当はやさしくないのかもしれません。
自分以上に成功する彼女を喜べない人
私がかつて付き合っていた人は、まさにいい人。優しく、真面目に働き、しかも安定職に就いていた彼でした。唯一の欠点は、彼女が仕事で成功した話を素直に聞けないこと。彼はまず仕事の話をしただけで表情が曇るタイプ。おそらくいつも彼女より上に立っていたいタイプだったのでしょう。
口にしないだけで「男が上で、女性が下」と、昔ながらの価値観をもっているタイプだったとも思います。仕事で成功すればするほど、彼との関係が悪化し、最終的には破局ちゃいましたが。
どんなに安定職に就いていても、女性の成功を喜べない人は決してやさしい人ではありません。やさしいフリをしているだけで、結婚をしたら自分の都合よく振り回すはず。
今は女性も共に働く時代。「女性には家を守ってほしい」という価値観をもたれるのは、少し難しい時代です。仕事で成功した話を告げた途端に不機嫌になる人よりも、いつもおおらかで温かく包んでくれるような人を選びましょう。
彼女のやりたいことには耳を傾けない
やさしくても自分の計画通りに彼女が動かなくなった途端に態度を変えるような男はやめておくべきかも。たとえば彼としては彼女に結婚した後は仕事をセーブしてほしいと思っていても、彼女がその通り同じ思いを抱くとは限りません。
「価値観が違うからじゃぁね」と別れを告げるのではなく、お互いのプランをすり合わせするからこそ二人一緒にいれるのです。しかし、やさしいフリをしているだけの人は、自分の思う通りに彼女が動かなくなると「お互いに価値観が違うよね」「なんか変わっちゃったね」と、まるで彼女だけが悪いように流れを変えます。
彼女のやりたいことを心から応援してくれる人こそ、正真正銘のやさしい人。やさしいフリをしている人は、フリだけであって本当はまったくやさしくないのです。彼の偽物のやさしさに振り回されないように。
おわりに
やさしさだけで、彼がいい人なのかどうかは判断できません。
生涯のパートナーを選ぶとなったら、ますます彼が本物のやさしさをもっている人なのかどうかを確認する必要があります。
偽物のやさしさに気づいているなら、一度立ち止まる勇気を。
(ライター/山口 恵理香)
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