平成~昭和生まれの恋愛事情といっても、産まれた時代によってかなり感覚が変わってくるので、一括りにするのは難しいでしょう。
昭和時代は、62年間続き、平成時代は、31年間まで続きました。
2020年現在時点では、昭和生まれの人は、31歳から94歳です。
平成生まれの人は、1歳から31歳です。
昭和一桁世代
昭和一桁世代は、86歳から96歳の第二次世界大戦経験者で、少年兵として戦争を経験している人もいます。
焼け跡世代
焼け跡世代とは、子供時代に第二次世界大戦を経験した74歳から85歳の人たちのことです。
とにかくパワフルで戦後の焼け野原からサバイブをして育ってきたので、忍耐力と行動力はピカイチ。
一時代を切り開いた世代なので、恋愛に関しても一貫して堂々としているか、男女間の愛だの恋だのを超えた人類愛のようなものを持っています。
団塊の世代
70歳から73歳くらいの人たちのことです。
西洋の文化を積極的に取り入れ、日本の若者文化を形成し、初めて男女のデートをするようになった世代でもあります。
恋愛結婚が主流となり始め、現代にも通ずる恋愛観を築きました。
また、学生運動やヒッピーなどの反体制、反権力のアンチ世代でもあります。
自分たちが新しい時代を築いたという自信があり、自己主張と押しが強く、まだまだ現役だと思っている人が多い傾向にあるようです。
恋愛に関しても、実は少し下の世代よりも、まだまだいけると積極的だったりします。
しらけ世代
56歳から70歳の団塊とバブル世代に挟まれた無気力、無関心、無責任世代とも呼ばれています。
恋愛に関しては表向きは普通の家庭を好みますが、浮気や不倫などにあまり悪気がないのも事実です。
バブル世代
51歳から55歳のバブルの栄枯盛衰を体験しているこの世代は、とにかく恋愛も積極的でパワフル。
一本筋の通った肉食系なので、不倫や泥沼恋愛になったとしても、メソメソしたりしない傾向があるかもしれません。
その経験を糧に次に繋げるのです。
氷河期ロストジェネレーション世代
37歳から50歳の氷河期ロストジェネレーション世代の人は、バブル崩壊後に就職を経験しています。
あまり華やかな時代ではなかったため、何に対しても保守的で安定、安心を選びがち。
恋愛にも消極的で、結婚をして家庭を築くよりも、専門知識を活かした仕事を続けることや、趣味を充実させたいという願望の方が強い傾向にあります。
ミレニアル世代
24歳から39歳の2000年に社会人になったミレニアル世代の人は、上の世代の人たちとは違う恋愛観です。
相手を選ぶときも、社会的ステイタスは気にせず、価値観や性格が合うかどうかなどを重視しています。
結婚して専業主婦になるよりも、共働きで同棲を長く続けたり、シングルペアレンツとして恋愛を謳歌したり、ステップファミリーを作ったりと、かなり自由です。
ゆとり世代
16歳から33歳のゆとり世代は、平成の恋愛です。
男女ともに恋愛にガツガツとしていない草食系です。
昭和は熱血、平成はフラット
昭和時代の恋愛は、とにかく情熱的で猪突猛進なところがありました。
それは、携帯電話やインターネットが普及していなかったことも原因でしょう。
好きな人に会うために、待ち伏せをしたり、共通の友人に協力を頼んだりと、とにかく自分で動かないことには始まらなかったのが昭和の恋愛。
一方、平成の恋愛は、フラットで平坦な感覚です。
携帯番号やSNSなどで繋がれば、あとはフェイスブックやインスタグラムなどの仮想現実で魅力的な自分をアピールしたり、実際に会わなくてもメールなどで簡単にコンタクトできてしまいます。
好きな人とコンタクトするまでが簡単なので、感情の盛り上がりや暴走もそれほどありません。
むしろ、誰か1人に熱中してしまうという恋愛方法ではなく、異性としてちょっと好きな友達がたくさんいて、自然な成り行きで、誰か1人と付き合うことになる感じのゆるい恋愛傾向があります。
まとめ
確かに年代別にある恋愛感覚の特徴はあるかもしれません。
しかし恋愛において、世代別で特徴を考えるのはナンセンス。
年齢、家柄、そして国籍、宗教などを超えたところにある普遍的な真実の愛を求めるのであれば、「あの人は昭和だから……。」「これだから、ゆとり世代は……。」
なんてステレオタイプな感覚で世代別に分けて、相手をジャッジしないことだと思います。
(ライター/キタミカ)
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