日本の社会は、シングルマザーの恋愛に関して寛容ではないと感じます。
世間の目は厳しく、親の都合で離婚をしたのだから、「子供が成人するまでは子供の為に生きるように」と、両親や親戚から言われているという話も聞きますし、シングルマザーの女性が恋人と同棲を始めると、地方自治体からの母子扶養手当が支給されなくなったりもします。
自治体によって基準は異なりますが、同棲をしていなくても、恋人が頻繁に家に訪問していたりすると、金銭的援助があるとみなされて、扶養手当対象外となる場合もあるのです。
近所の人の通報などから発覚することが多いそうなので、不安な人は自治体に確認した方がよいでしょう。
しかし、お付き合いをしているからといって、恋人から金銭的援助があるとは限りません。再婚を視野に入れた恋愛をしている人にとっては、恋人と自分の子供、一緒に過ごす時間も、とても重要だと思います。
そう考えると、日本社会はまだまだ女性の自立支援に積極的ではない部分があり、シングルマザーが自由に恋愛をしにくい環境とも言えるでしょう。
シングルマザーであっても人間なので、恋に堕ちてしまう可能性はあります。独身時代と比べたら恋愛をしにくい環境かもしれませんが、無理に我慢することもないと思います。
シングルマザーの恋愛の秘訣
子供への愛情を疎かにしてはいけませんが、シングルマザーだからといって自分の人生を諦めなければいけない訳ではありません。
あなたが、「子供のために自分の人生を犠牲にして生きている」と思っていると、子供はその気持ちを察します。母親は自分のせいで幸せではないのだと、罪の意識を背負い、生きづらさを感じながら成長してしまうかもしれません。
子供ができたからといって、なかなかすぐに立派な親になれる訳ではありません。
失敗を繰り返し、反省し学びながら親として、人として成長していきます。
仕事、家事、育児と忙しい中でも、恋愛を含むプライベートも充実させ、一所懸命、前向きに人生を謳歌していれば、子供は親の背中を見て育つので、あなたから人生の楽しみ方を学ぶでしょう。
あなた自身が幸せになれる恋愛であればシングルマザーであっても自由に恋愛をしても良いのではないでしょうか?
しかし、恋人ばかりを優先してしまう恋愛依存体質の女性もいます。シングルマザーの場合、母親である自分を全く忘れて恋愛に没頭してしまうのは、よくありません。
独身時代の恋愛と比べると、デートの回数が少なかったり、メールや電話も子供の前ではできなかったりします。なので、あなたがシングルマザーである事情を理解し、それも含めて愛してくれて、真剣にお付き合いできる男性がよいでしょう。
シングルマザーの恋愛は仕事、育児、家事とのバランスが大切なのです。
再婚を意識しすぎない
恋愛は自分のための恋愛です。
お付き合いを続ける中で、お相手の男性といずれは家族になりたいと思うかもしれません。そして、お相手も結婚を望んでいるのであれば、あなたの子供の存在を全く無視してお付き合いをしていくことは不可能です。
子供を自分の恋愛事情に巻き込まない方がよいので、子供にあなたの恋人を紹介するタイミングはとても重要だと思います。
あなたと恋人の信頼関係が不安定なうちは、無理に子供に会わせる必要はありません。
お互いが家族になることを意識し出した時に、自分の子供にもしっかりと説明をして、慎重に準備を進めていく必要があります。
いくら子供好きな男性であっても、自分の恋人の前夫との間の子供となると複雑な心境になる人もいるでしょう。
子供、彼、そしてあなた自身の心の準備ができてからでも、再婚を考えるのは、遅くはないと思います。
さいごに
シングルマザーの恋愛は様々な制約がありますが、恋愛や再婚をし、幸せになっているシングルマザーの女性も沢山います。
恋愛に依存することなく、子供に対しても愛情を怠らず、バランスよくあなた自身の人生を謳歌していれば、それに見合った素敵な男性との恋愛も楽しめるでしょう。
■シングルマザーが恋愛する上で気をつけたいこと。
■シングルマザーになって「良かった点、悪かった点」
■結婚だけじゃない!あなたらしく多様化する結婚と出産