恋愛経験は少ないものの、恋をして、誰かとお付き合いをする度に、これは真実の愛だ! と燃え上がってしまう筆者です。
しかし、関係が終わる度に、愛について考えさせられます。
真実の愛とは一体なんなんでしょうか?
与える愛
愛されたいならば、まずは、自分から相手を愛することが大切だとよく言いますね。
相手を尊重し、どんなことでも受け入れる、懐の深い女性は、男性に求められやすいのです。
しかし、愛情の尽くし方を間違えてしまうと、相手の男性との間に主従関係が出来てしまいます。
例えば、相手の男性に、お金を与える、何度も繰り返される浮気や暴力を、簡単に許してしまうなど。それらは、確かに見返りを求めない、究極の愛のようにも見えますが、少し違います。
例えば、お金を与え続ければ、彼の自立心や、社会に出て何かを成し遂げるというチャンスを、奪ってしまう可能性もあります。
与える愛情と、甘やかしは別物です。
相手の愛情をつなぎとめる為に、なんでも許してしまう行為は、本当の意味で、相手のことを思っているとは言い難いでしょう。
結局は、彼を自分の手元に置いておきたいとう、自分勝手な独占欲なのかもしれません。
受け取る愛
世の中には、愛されることに慣れていない人も沢山います。そして、そんな自分の性質に気がついていない場合も多いのです。
誰かからの愛情を受け取ることが苦手だと、不倫や浮気、二番目の女などに陥りやすいのです。
そういう人は、無意識的に、自分には愛される資格がないと感じているので、無償の愛を受け取ることに罪悪感を感じ、自分から不幸な恋愛を選んでしまうのです。
また、真実の愛とは、平等な相互関係により成り立つものです。
愛はお金で買うこともできませんし、何か条件付きで与えられるものでもありません。
自分が、純粋な愛を受け取ることができなければ、相手に対しても純粋な愛を与えることができません。
その原因の多くは、なんらかの原因、環境により、幼少期に親からまともな愛情を受け取れなかった人や、過去の恋愛でDV被害を受けていた人などに多く見られます。
このようなトラウマがあると、無償の純粋な愛に対して、恐怖や罪悪感を感じ、条件付きの愛情や、支配的な愛情で、相手との関係を構築してしまいがちです。
自分を愛するということ
純粋な愛情を受け取り、与えるには、まずは自分を愛さなければいけません。
漠然と、自分を愛すると言っても、なかなか難しいでしょう。
自分が自分をしっかりと愛せているのかは、自分では分かりにくいです。
恋愛、仕事、人間関係、日々の生活の中で、行き場のない生きづらさを感じていたりしませんか?
いつも誰かと自分を比較して、喜んだり、落ち込んだりしていませんか?
周囲の人と似たような生き方、考え方などをしていないと不安に感じたりしませんか?
これらにあてはまるようでしたら、もしかすると、あなたは自分で自分を愛せていないのかもしれません。
自分を愛せていない人は、本当の意味で自分に自信がありません。
子供の頃に大人から褒められることが少なく、いつも自分の意見を否定され続けていた経験があったり、過去にお付き合いした人からのDV被害により、アイデンティティを失ってしまっていたりすると、自分に自信が持てず生きづらさを感じるものです。
例えば、学生時代の仲の良い友人たちが、歳を重ね、出世をしたり、結婚をしたり、マイホームを持ったりとしてゆく中で、それとは違う自分の生き方について、焦りや不安を感じたりしていませんか?
本当の自信とは、誰かと比較して生まれるものでもありません。
本当に自信のある人、自分で自分を愛せている人は、周囲の評価も気にしませんし、他人と自分を比較することもありません。
そして他者を愛するということ、真実の愛とは
本当の意味で自分を愛せている人は、他の人も同様に愛することができます。
真実の愛は、お互いの成長を助け合い、足りない部分はフォローし合う、平等な関係の中で生まれます。
相手の幸せが自分の幸せであり、お互いがそれを望み、想い合って、真実の愛が育まれるのではないでしょうか?
そして、真実の愛を育んだカップルは、恋人としての関係が終わり、連絡を取り合わなくなったとしても、2人が育んだ愛は変わらず、心の中に残ることでしょう。
それは、相手に未練があり、また恋人同士に戻りたいという気持ちとは違い、もっと、家族愛、親子愛に近い愛のカタチとなるのかもしれません。
そんな相手とは、その後、別々の人生を歩んだとしても、その愛は、あなたの人生を助け、癒してくれるのだと思います。
(ライター/キタミカ)
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