性格の好みというものは、人によって異なるものですよね。
恋人に求める性格と敬遠したくなる性格は、人によって実にさまざまです。ある人は「明るい人がいい」と思っても、別の人は「おしとやかじゃないとダメ」と思ったりします。
つまり正解がないわけですが、それでも男性が女性に求める性格傾向って、案外一定の法則性はあるんですよね。
たとえば無口で家庭的な女性と、社交的なおしゃべり。この2パターンを比較するだけでも、面白い法則に気づくことがあるのです。
その法則と言うのが、「恋人にするか、結婚相手に選ぶか」の違いとなります。
恋人には向かないが、結婚相手の理想となるのが無口で家庭的なタイプ
男性は、「恋愛をする=フランクで多少の刺激のある関係性の女性との逢瀬」といったイメージを少なからず持っています。
これは男性が普遍的に抱く、大まかな“彼女像”といったものが下地になっており、大体みんなそういう感性を共有しています。
要は文化部のおとなしめな女子よりも、運動部の快活な女子のほうが人気があるという、あの風潮の延長線上にある考え方ですねえ。
一緒にいて楽しくて、馬鹿話もある程度こなせる……そういう人を彼女にしたいって考える男性は多いもの。
もちろん、すべての男性がそういうわけでもなく、中にはおとなしい女性を彼女にしたがる人もいます。
が、そういう男性は基本的に自分自身が女性との関わりが希薄だったり、あるいは逆にモテすぎて明るいタイプに食傷気味だったりと、あまり主流派ではありません。
一方で結婚するとなると、無口で家庭的な女性はとたんに人気となります。
数十年前まで恋愛は恋愛、結婚は結婚と、それぞれ別物として扱い、お見合い結婚が多かったのがこの国ですからね。
そのような色分けは、いまだに男性たちの脳内で無意識であろうと影響力を持っています。
結婚して以降は、男性も堅実な社会人生活を歩みたがるものなので、それをサポートしてくれる女性については、かなり重宝するようになります。
まあ、そういうことを書いちゃうと、男性である筆者から見ても、男は随分都合がいいなぁとも思うのですが、世の中なんて大体そういうものですからね。しょうがないです。
結婚相手には選ばれにくいが恋人候補として人気なのが、おしゃべりで社交的なタイプ
おしゃべりで社交的な女性については、先ほども書いたように恋人候補に挙がりやすいタイプと考えることができます。
一緒にいて楽しくて云々……とは前項でも書いたとおりですが、恋愛はあくまでも結婚を前提にしたものでない以上、一過性のものですからね。
口先では「本気の恋愛」とみんな言いたがるものだけど、そんなに本気なら何故世界中には破局するカップルが大勢いるのかっちゅう話になります。
恋愛はしょせん恋愛であって、その中から結婚まで至るのはごく一握り。
本気で「一生一緒にいてくれや」とか言っちゃう男性なんて、少なくとも筆者の周りにはいませんし、いてもとっくにその相手と別れてます。
こう書いてしまうと、社交的なおしゃべり女子って結婚においてはちょっと不利に思えてしまうんですけど、それでも無口な女性より恋愛を存分に楽しめるでしょうから、ある意味でバランスはとれているんじゃないでしょうか。
おわりに
いち男性として本音を隠さずに書くと、彼女は明るいほうがいいですし、奥さんにするなら明るさよりも堅実さで選びます。
いくら家庭的でも、彼女になってデートをして、つまらなければ別れたくなります。
いくら明るくても、家のことが一切できないような女性と結婚したがる男性もいません。
ただ、実際にはこんなに極端な性格の女性というのも少ないように思います。明るくて家庭的な人もいますし、無口でおとなしくて家事も一切やらないなんて人もいます。
要はバランスが大事ということですね。
最後に、筆者の周りにある具体的な実例をご紹介しましょう。
若いころ遊びまくってた、社交的で明るくおしゃべりな美人の同級生が、家事をしない・できないために、未だに10代の頃みたいな恋愛をして、デートではファミレス、家ではカップ麺ばかりという生活を送っています。
彼女を見て、たとえ美人で明るくて社交的でも、彼女として遊んだり一緒に寝たりすることはしたがっても、結婚したがる男性はいないのではと思っています。
(松本ミゾレ/ライター)
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