こんにちは、沙木貴咲です。
恋愛と結婚は違うといいますが、具体的になにがどのように違うのでしょうか?
筆者は結婚と離婚を経験していて、その違いをリアルに体感しているので、実体験も交えてお話します……
独身女性の方には、私の失敗を反面教師にしてもらえると幸いです。
恋人同士:お互いに責任がない
恋人同士の関係をたとえるなら、向かい合って立ち、お互いの視界には好きな相手しか見えない状態です。
「一対一」の世界で、恋人が自分を愛してくれて、相思相愛ならOK……という幸せのカタチです。
これは、彼氏と彼女がそれぞれに仕事をもち、家族や交友関係を持つという、別々のプライベートが存在するからで、二人の間ですり合わせをするべきは「好きかどうか」のみ。
そこだけ誠実であればよいのです。
自分の仕事状況がどうか、貯金残高がいくらか、親や兄弟姉妹がどうかなんて、恋愛では関係ありません。
「愛している」以外の部分でお互いに責任を負う必要はないのです。
そのため、似た者同士だと意気投合しやすく、ケンカも少ないかもしれません。
性格や価値観が違うカップルに比べると、トラブルは少ないのではないかと思います。
夫婦:お互いに責任を負わなければ家庭が成立しない
夫婦関係をたとえるなら、二人で横に並んで肩を組み、社会そのものと向き合っている状態です。
「夫婦対社会」の世界で、夫と妻は唯一無二のパートナーであり、信頼して支え合わなければ社会には太刀打ちできません。
二人で一緒に世の中全体とのバランスを取っていくなかで、幸せを見つけられるでしょう。
結婚して夫婦になると、一つ屋根の下に一緒に住み、家族として協力し合っていくことになります。
家庭ごとにいろんなケースがあるものの、ほとんどは家計を一つにして、夫と妻の仕事と収入は家庭に大きく影響を与えるものとなるでしょう。
子どもがいないうちは財布が別々でもよいかもしれませんが、子どもが産まれたなら、妻が仕事に費やせる時間は激減し、収入も減るのが一般的。
世帯収入の大半を夫が担うことになるため、安易に転職や異動ができなくなり、収入が減っても夢を追いかける……というような、無謀なチャレンジは「無責任だ」と非難されやすくなるはず。
また、結婚においては、お互いの親や兄弟姉妹との関わりは必須で、いずれは両親・義両親の介護もしなければならなくなります。
お互いに責任を負い、家庭という最小限組織を二人で回していく意識をもつことが、夫婦関係をよい状態で維持するポイントになるでしょう。
似たもの夫婦より、タイプが違う夫婦がうまくいく理由
似たもの夫婦という言葉がありますが、これが実はあまりうまくいかないもので、筆者がそうでした。
夫婦で性格が似ていると、苦手な部分も一緒だったりして、フォローできないところが必ずでてくるのです。
補い合うことができないので、穴が開いたら開きっぱなし状態。
家庭生活で少しでもうまくいかないところが出てくると、お互いに見て見ぬふりをするとか、間違った方向に進んでも気づけないなど、落とし穴にハマりやすいでしょう。
それよりは、性格や価値観、得意分野などが違う者同士の夫婦のほうが、お互いを支え合えるので、なんだかんだでうまくいきます。
夫ができないことを妻ができて、妻に興味がないことを夫が詳しい……そんな組み合わせが、結婚生活を順調に回していくのです。
さいごに
出会いや恋のきっかけとして、共通点が多い、性格が似ている、意気投合しやすい……は確かにあるでしょう。
でも、似た者カップルが陥りやすいマイナスポイントも踏まえて、婚活をするなら、自分とは違う特性をなにかしら一つもった男性を選ぶのがいいかもしれません。
また「太極図(陰陽太極図)」に描かれるように、世の中はすべて「陽」と「陰」で成立しています。
太陽と月、男と女もそうでしょう。
そのため、自分が明るく外向きな性格であれば、内向的で大人しいタイプを探す……というのは、実は理に適っている相手探しなんですね。
結婚を視野に入れて新しい恋を探している人は、ぜひ参考にしてみてください!
(沙木貴咲/ライター)
公開日:2018年3月1日
更新日:2019年3月6日
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