【ご相談内容】
こんにちは。はじめて質問させて頂きます。物心ついた時から高圧的で自分勝手な父とうまくいかず、父に傷つけられた事が原因となり、男性を信用する事が出来なくなりました。そろそろ私も結婚したいと思い婚活をしていますが、会う男性全員に何か裏があるんじゃないか?父と同じで暴力を振るわれるのではないか?と怖くなってしまいなかなか婚活が思うようにいきません。どうすれば、父のトラウマを払拭して幸せな結婚をする事が出来るでしょうか?アドバイスを頂けると嬉しいです。 (ペンネーム:あいさん 33歳女性から 父:63歳 男性) |
無理に消し去ろうとはしない
こんにちは、ライターの遠矢晶子です。あいさん、ご質問いただきありがとうございます。
愛する人と結婚したいと純粋に思っている今、幼い頃の父親の記憶に縛られ続け婚活が進まずにいるあいさんはとてもお辛い状況だと思います。
あいさんが幸せになるためには、まず、父親の記憶との付き合い方を変えていくことが必要かもしれません。
婚活が進まないのは父親のせいであり、どうにかして父親との記憶を消そうともがいてしまうと思いますが、どうか無理に父親との記憶を消し去ろうとしないでください。人間は嫌なことほど記憶が鮮明に残る生き物です。特に幼い頃に受けた傷は心の奥に染みつき、そう簡単に消し去ることはできません。
消し去ろうともがけばもがくほど傷は深くなっていき、それと同じように父親に対する恨みの思いも強くなってしまいます。そうすれば、傷つくのはあいさんです。
父親に植え付けられてしまったトラウマがあったとしても、あいさんは幸せになれます。父親のせいで幸せになれないことなんて、決してありません。
直観を大切にしてみる
どれだけ男性を不信に思ってしまったとしても、人を好きになる気持ちはなくなってはいないですよね? それであれば、疑うよりも先に、まずは人を好きになるという本能を大切にしてみてください。
自分を守るために本能を抑えて理性を働かそうとしてしまう気持ちは充分にわかります。ただ、今のまま婚活が進まなければ、たとえ傷つくことはなかったとしても幸せになれることはありません。あいさんのためにもちょっぴり本能を優先してみてください。
父親との記憶をすぐに手放すことはできないかもしれません、しかしそれをも超える「ドキドキ」があるはずです。疑うよりも先に、自分の直観を大切にしてください。
人から受けた傷は人でしか癒せない
人から受けた傷は、人でしか癒せません。父親からの記憶と決別するためには、父親との記憶を塗り替えるほどの愛情が必要です。怖いかもしれませんが、自分が幸せになるために一歩踏み込んでみてください。
もし、気になる男性が現れたときは「父親と同じように私を傷つける人かもしれない……」と考えるのではなく「この人となら愛をたくさん注ぎ合えるかもしれない」。そんな風に前向きに考えてみてください。
今のあいさんと幼い頃のあいさんは違います。今のあいさんは自分を守る力があります。もちろん助けてくれる友達もいます。だからこそ一歩踏み込んでも大丈夫。
「過去の記憶を消し去るくらい、幸せになってやる!」そんなふうに自分を鼓舞していけば、過去の記憶に引っ張られず幸せに向かっていけるはずです。過去のことではなく、まだ見えない幸せな未来だけを見つめてみてくださいね。
あいさんに素敵な出会いがあること、そして、あいさんが幸せになれることを心から祈っております。
(ライター/遠矢晶子)
Photo by.Ben White
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