こんにちは、婚活FP山本です。
一般的な独身アラサー女性に人気が高いのは、やはり高収入のリッチ男性です。
しかし現実を見ると、高収入の男性と結婚したからこその不幸や苦労を味わっている女性も多い様子。
そこで今回は、ファイナンシャル・プランナーとしてさまざまなご相談をお受けする私に寄せられた、いくつかの実例をお伝えします。
最高の結婚! うらやましい! と、もてはやされたのは過去の話……実際に高収入夫と結婚して幻滅している女性は「そうそう! そうなのよ!」と共感いただければと思います。
また、リッチ男性との結婚を夢見る独身女性は、「これがリアル」を記憶に留めてくださいね。
高収入夫の落とし穴 高収入だからこそ忙しい
まず一番多いのは、やはり『高収入だからこそ忙しい』というもの。
つまり、帰りが遅かったり、休みが少なかったり、出張が多かったりするのです。
ヒドいケースだと、新婚早々2年間も海外出張になったという話もありました。
近頃では年収が低くて長時間労働、というワーキングプアも問題になっていますが、年収が高い男性は基本的に仕事ができる人が多く、そうすれば必然的に仕事に費やす時間も多くなり、「いつも忙しい……」という日常が基本です。
そして、忙しいと疲労感がたまり、それがセックスレスや夫婦関係の悪化につながることもあるでしょう。
高収入夫の落とし穴 高収入だからこそ不倫が気になる
次に、忙しいのと同じくらいご相談内容で多いのが、『高収入だからこそ不倫が気になる』というものです。
やはり、素直に高収入な男性はモテますし、女性の中には略奪婚を狙う人もいます。
それに高収入だからこそ、不倫費用にもこと欠きませんから、なおさら。
リッチ男性を射止めた奥さんの中には、実際に旦那さんが不倫していなくても、つい『不倫しているのでは……』と、あらぬ被害妄想にかられてしまう女性もいました。
まだ未婚の女性でリッチ男性との結婚を狙うなら、『女房が焼くほど亭主モテはせず』という格言を覚えておきましょう。
すでに高収入を得る旦那様をお持ちの奥様は、確たる証拠がないうちは疑うだけ損をすると思うのがいいかもしれません。
高収入夫の落とし穴 高収入だからこそ態度が横柄
最後は、あくまで傾向的な話ですが、『高収入だからこそ態度が横柄』というもの。
高収入を得るということは会社でも出世している男性が多く、つい家庭内でも亭主関白な態度を取りがちなようです。
そもそも高収入を得る男性は、学歴に関係なく頭がよく、社会人としてはいくつもの成功体験があるがゆえに自信家で、口も達者な人が多いでしょう。
夫婦げんかをしても妻側がやりこめられる場合が少なくありません。
またこの傾向は、奥さんを専業主婦にしている旦那さんほど強く表れる傾向のようです。
男性には、女性より優位に立ちたい、女性を守りたいという本能がありますが、奥さんが無収入だと「俺が食わせてやってやる」という感覚になり、完全に妻を従わせる人も多いでしょう。
奥さんが仕事をしていないぶん、「離婚したがるはずがない」と、高をくくっているところもあるはず。
旦那さんの横柄な態度が気になる女性は、パートでもいいので自分の稼ぎを得る、という行動を起こしてみると解決につながるかも。
リッチ男性との結婚を望んでいる独身女性は、そういう側面もあると把握しておきましょう。
夫が高収入だと離婚で有利に!
ところで、『こんなハズじゃなかった』と、すでに感じている既婚女性の中には、うっすらと『離婚』が頭にある方もいるかもしれませんね。
今どきは、3組に1組は離婚していますし、離婚がすごく身近になっていますから、なおさらかもしれません。
もしそうであれば、ようやくイメージ通りの結末を迎えられるかもしれませんよ。
なぜなら夫が高収入であることは、素直に『離婚で有利』にはたらくからです。
高収入だからこそ貯金額も増えやすく、そのまま財産分与のときに多くのお金を得られることになるのです。
それに高収入だからこそ、子どもがいるなら養育費も多くもらえますし、仮に旦那さんの不倫が離婚理由なら、多額の慰謝料にもつながるのです。
そういえば、養育費については某プロ野球選手の元奥さんが請求した金額が、一時期話題になりましたね。
離婚時にもらえるお金は、ない袖はふれないのが基本。
あるからこそ多くもらえるのです。
これまでに、限界ギリギリ定年まで粘ってから、熟年離婚を突きつけた猛者な女性もいます。
けっして離婚をすすめるわけではありませんが、
高収入な男性と結婚したものの、失望しかない……という女性には、少しでも救いになれば幸いです。
(婚活FP山本/ライター)
公開日:2017年11月8日
更新日:2020年2月7日