「結婚相手の条件を妥協したくない……」
「婚活には時間とお金をかけてきたんだから、やっぱり最高の男性と結婚したい」
「運命の男性は、理想の男性」
そんな風に思って、結婚相手の理想を高く設定している女性は少なくありません。それを自覚できていて危機感を抱きつつも、妥協できない人もいますし、そもそも自分の理想が高いという事実に気づけない人もいます。
婚活を1年続けていてデートにすらほとんどたどり着けないという場合、結婚相手の条件が高すぎると認識しましょう。また、ある程度は寛容にならないと、成婚にはたどりつけません。
理想を下げるという表現をすると「我慢して好きでもない人と結婚しなくちゃいけない」と思うかもしれませんが、婚活の目的は相手選びではなく、結婚することです。
相手すら決まらない状態では結婚できませんから「旦那さん候補を見つけやすい」感覚を持つというのはとても大切。
そこで今回は、妥協しがたい女性のために、旦那さん候補を選びやすくなるコツを心理カウンセラーの資格を持つ筆者がご紹介します。
減点方式ではなく、加点方式で運命の相手を選ぶ
理想が比較的高く、婚活イベントや結婚相談所でマッチングしにくい人は、減点法で相手を見てしまう傾向があります。
相手の悪いところを探して、ダメなポイントから判断するやり方です。
そうすると、デートをしても男性の悪いところばかりに目が向いてしまい、それほど粗が目立つ男性でなくても、悪く見えてしまうのかもしれません。
人間はいいところより悪いところのほうが多いものです。
仮に理想通りの彼と結婚できても、減点方式のクセが抜けないと旦那さんのイヤなところに必ず目が向き、ちょっとしたことにもイライラしてしまいます。あれがダメ、これもダメ……とやたらと短所が気になって、それを理由に離婚してしまうカップルも多いのです。
そこで“減点法”ではなく“加点法”にすると、人間の評価はガラッと変わります。
加点法に変えれば、たとえば「給料はそれほど高くはないけれど、一緒にいると落ち着く」「優柔不断なところもあるけれど、それは彼が優しいから」などと、相手をポジティブにとらえることができます。
また、彼のいいところに目を向けるクセがついていると、晴れて結婚がかなった後でも旦那さんに対してイライラすることは少なく、長く幸せな関係を築けるでしょう。
つまり、加点法で男性を選ぶことは、彼のイヤなところも我慢するような“妥協”ではないのです。相手のいいところだけを見るので、純粋な気持ちで愛することができます。
自分を受け入れる
これは、場合によっては厳しい意見に受け取られるかもしれませんが、結婚とは対等なパートナーシップであることが理想です。
夫だけがスペックが高くても夫婦のつり合いはとれず、どこかで必ずバランスが崩れてうまくいかなくなるもの。
希望する旦那さんの条件は、自分のスペックに合っていますか?
もし、年収800万円以上や1000万円以上の男性と結婚したいと考えている場合、外見に無頓着な女性、無職の女性、アルバイト経験しかない女性などは、男性側から「対象外」と見られてしまいます。
高年収の男性には、それに見合った条件を備えた女性しか選ばれないのです。
また、ちょっとイヤな話ですが、医師や弁護士などの男性は、自身や家族が家柄・学歴重視の傾向があり、結婚する女性にもそれなりの出自・学歴を求めるということが、いまだに多くあります。
すごくシビアなところですので、自分で自分を評価するというのはなかなか難しいかもしれません。しかし、それをしないことには結婚相手の正しい条件付けができないのです。
旦那さん候補の正しい条件付けは「自分と同じレベル」か「自分より少し上のレベル」が妥当だといえます。
まとめ
百点満点の人間なんていません。つまりそれは、自分自身もどこか足りないところがあるという意味。
結婚とは、何かしら欠けたものをもつ者同士が一緒になって、補い合って成立するもの。完璧でないからこそ愛おしく、相手を許して受け入れるからこそ、自分も相手から許され、愛されるようになるのです。
運命の彼と出会い、幸せな結婚生活を手に入れるために、一度自身や理想を見つめ直してみましょう。
(高萩陽平/ライター)
公開日:2018年1月7日
更新日:2018年9月4日
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