付き合っているときはラブラブなのに、結婚した途端、急に気持ちが冷めて離婚してしまうカップルが多いのはなぜでしょうか?
それは、幸せな結婚生活を送るために知っておかなくてはいけないコツを、知らなかったことに原因があるかもしれません。
そこで今回は、幸せな夫婦生活を送るために知っておくべき3つのポイントを、心理カウンセラーの資格をもつ筆者がご紹介します。
幸せな結婚生活のコツ1.パートナーはあくまで他人
自分の好きな人には、自分のことをなんでもわかってほしいもの。
そのため、ちょっとでもパートナーが自分の気持ちや好みを理解できないと
「私の気持ちくらいちゃんとわかってよ!」
「本当に私のことが好きなの!?」
と文句を言いがちに。
しかし、結婚したとはいえ、パートナーはあくまで他人です。
他人の気持ちを完璧に知ることはほとんど不可能です。
自分の気持ちは自分にしかわかりません。
もし、自分の気持ちをわかってほしいなら、相手には自分の言葉でちゃんと伝える必要があります。
しかも、気持ちをパートナーに伝えることは、実はそんなに簡単ではないのです。
恋人時代も含めれば、彼とはそれなりの時間を一緒に過ごしているはずですから、
「わざわざ説明するのは面倒。ずっと付き合ってきたんだから、言わなくても察してよ」
と思いたくなるのも、仕方ないのかもしれません。
しかし、幸せな家庭を築き、長く維持していくためには、その面倒なことを日々続けることが大切なのです。
幸せな結婚生活のコツ2.性別を理由にしない
「オンナなんだから料理くらいできなきゃ」「オトコならゴキブリくらい殺せなきゃ」
というような、性別に基づいた期待をパートナーに望んでしまうと、幸せな結婚生活を送ることは難しいでしょう。
「女のくせに」「男のくせに」
という気持ちは、パートナー個人の事情をいっさい考えていない、一方的な押しつけでしかありません。
性別に関係なく、パートナーがどういう人なのかをちゃんと理解した上で、本来は結婚を決めるべきですし、入籍後に旦那さんに意外な一面を発見したのなら、
「こういう部分もすべて彼なのだ」
と、まるごと受け入れてあげることが大切です。
オトコなんだから稼いでこい!
そう言いたくなる奥さまたちの気持ちもわからないでもないですが……それを言ったら旦那さんから「オンナなんだからちゃんとして」的な言葉が返ってくるはず。
性別を理由にした文句は、はじめから言わないのが賢明です。
幸せな結婚生活のコツ3.いろんな愛情を持つ
愛情の形は時間によって変化します。
付き合い始めはラブラブでも、付き合いが長くなるとパートナーへの気持ちは、安定するがゆえに落ち着いていきます。
情熱が冷めたと感じることを、
「運命の人じゃなかったから、こんなに早く気持ちがなくなったんだ」
とか
「そこまで好きじゃなかったのかも」
などと考え、パートナーへ愛情を注ぐのを諦めてしまう人は少なくありません。
そういう女性たちにお伝えしたいのは、「ラブラブな状態だけが夫婦ではない」ということです。
旦那さんへの愛情が、付き合う時間が長くなるにつれて変わるのと同じように、愛情表現も付き合う長さに合わせて柔軟に変える必要があります。
旦那さんへのさまざまな愛情表現……とくにボキャブラリーが少ないと、殺伐とした夫婦関係になりやすいかもしれません。
「カッコいい」「頼りになる」以外にも、
「落ち着く」「頼ってほしい」など、
気持ちを伝える言葉はたくさんあるはずです。
幸せな結婚生活を長続きさせられる人は、パートナーのいいところだけでなく、悪いところも総合的に見て、さまざまな形の愛情をもち、表現することができます。
いろいろな愛情表現を見つけて、旦那さんと接してみると、今まで以上に強い愛おしさを感じられるでしょう。
それこそが、結婚生活における幸せなのです。
結論
結婚の幸せは、パートナーが与えてくれるものではなく、二人で築きあげるものです。
「パートナーを笑顔にしたい!」
という気持ちをつねにもっていると、受け身にならず、自分から愛情を具体的に示すことができます。
わかりやすい愛情表現によって、すてきな結婚生活が送れるようになるのです。
(高萩陽平/ライター)
公開日:2017年12月13日
更新日:2019年1月24日
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