2015年の国立社会保障・人口問題研究所「出生動向基本調査」には、18歳〜34歳の独身者の「結婚相手の条件として求めるもの」の統計データが掲載されています。
それによると、男女ともに、結婚相手の条件として一番に求めるものは人柄でした。
二位〜四位は、男性の場合は、家事・育児の能力、仕事への理解、容姿となり、女性の場合は、家事・育児の能力、仕事への理解、経済力、となります。
一位〜三位までは、男女変わらず、人柄、家事・育児の能力、仕事への理解、ですが、女性の場合は、四位に、相手の経済力、という項目が入ってきます。なぜ、女性は、結婚相手に経済力を求めるのでしょうか?
目次
なぜ、女性は男性より、結婚相手に経済力を求めるのか?
なぜ、女性が男性に経済力を求めるのかというと、それは男女の賃金差にあります。
日本は、世界的にみると、男女の経済格差がとても大きい国です。
正社員であっても、女性は男性の7割程度しか収入を得ることができない傾向があります。
女性が男性よりも稼ぎにくい国であることが前提としてあるため、女性は男性に経済力を求めがちなのです。
もし、男女の収入格差がゼロになれば、女性が結婚相手の経済力を今ほど重視することはなくなるのではないでしょうか。
お金目当てで結婚する女性の特徴とは?
次に、経済力を重視して結婚する女性の特徴についてみていきましょう。
お金目当てで結婚する女性の特徴1 外で働くより家事・育児をしたい
専業主婦を希望しているなど、外で稼ぐよりも、家の中の仕事がしたい、と考える人にとって、パートナーは外で稼ぐ人でなければなりません。
そのため、結婚相手選びにおいて、経済力は重要項目となります。
ただ、彼女たちは銭ゲバなわけではありません。家事や育児など家の仕事は、重労働であるにも関わらず、無給です。
その仕事を選ぶことは、楽なことではありません。向き、不向きの問題です。
お金目当てで結婚する女性の特徴2 自分ではあまり稼げない
自分にあまり経済力がないとか、不安定な仕事をしているとかいった理由で、経済力がある人、安定した仕事をしている人を選ぶ、という人もいます。
もちろん経済力重視で相手を選ぶという手もありますが、共働きを視野に入れているのなら、副業を始めるなど自分の年収を上げる意識をもつことも必要です。
お金目当てで結婚する女性の特徴3 自分も稼いでいるから、同じくらい稼いでいる人がいい
自分で稼いでいるから相手の収入は気にしない、という人もいれば、同じくらい稼いでいる人がいい、という人もいます。
結婚は経済的な結びつきでもあるわけですから、どうせなら自分の資産を目減りさせずに契約を結びたい、という人がいるのは自然なことです。
お金のことをまったく考えずに結婚するのは危険
結婚することによって、婚姻期間中に双方が稼いだ資産は、ふたりのものになります。お金目当ての結婚、というと響きは悪いですが、お金のことを度外視して結婚してしまったら、相手の借金まで自分で背負ったり、離婚してシングルマザーになっても養育費を支払う能力が相手になく、貧困に陥ってしまったりする可能性もあります。
そう考えると、「経済状態を考慮し、結婚相手を選ぶ人」は、将来のことも考えた賢い人である、とも言えるかもしれません。
今来 今/ライター
参照:第15回出生動向基本調査(結婚と出産に関する全国調査). http://www.ipss.go.jp/ps-doukou/j/doukou15/doukou15_gaiyo.asp, (参照 2020-06-26).
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