27歳くらいを越えると、女性は大なり小なり「結婚」を思い浮かべるようになります。周りもチラホラ結婚を決めたりして、親からも「そろそろ……」と催促されたりするでしょう。
彼氏持ちの女性は、言葉や態度で結婚のプレッシャーを彼氏に示すかもしれませんね。
でも、世の中には彼女の結婚願望をのらりくらりとかわして、入籍をひたすら先延ばしにしようとする男性がいるのです。あるいは、堂々と「キミのことは好きだけど、結婚する気はない」と宣言するような人もいるそうで……。
なぜ、彼氏は結婚してくれないのか? 具体的な理由を、気休めなく暴露していきます。
結婚=男性にメリットがない!?
結婚したくない男性が独身で居続ける理由は、一つしかありません。
それは……「結婚にメリットを見出せないから」です。
結婚は恋愛と違って法的な縛りを加えられるものであり、「イヤになったから別れる」というわけにはいかないのです。
そのため、縛られたくない男性はやっぱり、結婚を嫌がります。好きな女性とずっと一緒にはいたいと思っても、夫婦だとか、家族といった枠にはめ込まれるのが窮屈なのでしょう。
男性が結婚したくない理由……こんなデメリット
『一人の時間と使えるお金が減る』
独身であれば、仕事が終わると時間とお金を自由に使えますが、結婚して一家の大黒柱になると、そうはいきません。稼いだお金は家族が生活していくためのものとなり、仕事がお休みの日は妻や子供の買い物、遊びに付き合わなくてはならなくなります。
結婚はとにかく自由がない! という理由で、結婚したくない男性は結構多いのです。
『他の女性と付き合えなくなる』
浮気をしたいという訳ではないのかもしれませんが、「もし今の彼女を嫌いになったら……」と考えると、「結婚してしまえば、嫌いになっても一緒にいなければならない」ということで、重く捉えるのかもしれません。
また、恋人同士で浮気をするとケンカするだけで済みますが、いったん婚姻関係を結べば、不貞行為を犯したということで離婚や慰謝料請求などが発生します。仕事にも影響があるかもしれません。
たった一人だけを生涯愛し抜くということは、一部の男性には難しいことなのでしょう。
『友達と自由に会えなくなる』
お小遣いの範囲内でも友達と飲みに行けば妻に小言を言われ、土日に男友達と遊びに行けば「家庭を省みない」と文句を言われ……と、げんなりしてしまう男性がいるのは確かです。
友情に重きを置くタイプであれば、つねに家庭が最優先となるのは、やっぱり耐えられないんでしょうね。
男性に気づいてほしい、結婚のメリット
『好きな人に家事をしてもらえる』
愛する女性に一生涯、料理・洗濯・掃除をしてもらえるのです。近年は家事の作業分担が好まれますが、やっぱり、仕事で疲れて帰ってきた時に手料理があるのは嬉しいもの。
また、結婚をして妻に身の回りの世話をしてもらうことで、自尊心が保てる人も多いようです。
『子孫を残せる』
子孫、なんていうとピンと来ないかもしれませんが、自分の血を分けた子供が誕生するということは、一言では言い表せない喜びを与えてくれます。
しかも、男性は我が子を持つ幸せを、実際に産まれてきてみないと実感できません。目の形が自分にそっくりだとか、息子がスーツや仕事着を着る自分を尊敬のまなざしで見るとか、娘から「パパ好き」と抱きしめてもらうとか、結婚して父親にならないと味わえないものがあるのです。
『世間体が良くなる』
古風な企業は、今でも既婚者でなければ管理職には就けないところが多いそうです。不文律のルールでしょうが、そうした暗黙の了解がある組織というのは、意外に有名企業だったりするものです。
また、知人で起業して社長になった男性がいますが、奥さんとは離婚しているものの結婚指輪が外せないと言っていました。それは、奥さんに未練があるからではなく、既婚者と思われたほうが、ビジネスがうまくいくシーンが多いからなんだそうです。
『共働きで収入が増える』
今どきは共働きが普通です。一馬力で稼ぐよりは、二馬力で稼いだほうが収入は増えます。一人ではマンションなど、高額の買い物ができないかもしれませんが、奥さんと一緒であればマイホームだって持てるのです。
『老後の心配が要らない』
今の20~30代が60代や70代になった時、どのくらい年金をもらえるでしょうか? 「年金なんかに期待するほうが間違っている」と断言する人だっていますから、これからの日本において、老後の生活をいかに安定・安全に過ごすかは課題です。
老老介護になっても、奥さんがいたほうが良いに決まってます。さらに、子供がいる場合はいざという時に子供を頼れるので、やっぱり結婚した方が良いのです。
まとめ
結婚したくない男性は、メリットを正しく理解していないのでしょう。まずは、結婚のメリットをさりげなくアピールすることが大事です。
また、「結婚を望む女性」と「結婚を望まない男性」の間には、相容れない価値観の違いが横たわっています。それをいかにすり合わせるかで、結婚の可能性はぐんと高まるはず。
つまり、女性側にも彼氏の気持ちを汲んであげる意識が必要だということ。必要に応じて自分が変わらなければならないかもしれません。それは妥協ではなく、結婚するためには必然の変化であり、大きな一歩と捉えるべきでしょう。
ひたすら結婚して! と言い続けるより、結婚をすることで男性にどんなプラスがあるかを知ってもらうほうが賢明ですよ。
(蒼海水月/ライター)
Photo by. David Photo Studio
■結婚を本気で考えている彼氏が、彼女と絶対に話しておきたいこと
■結婚運を持っていても生涯独身!? 自分の運命を信頼して結婚する秘訣
■今の彼氏が「運命の人」なのか悩んでしまった時、確認したいこと 4つ