こんにちは、沙木貴咲です。
婚活では、何人かの男性と出会い、交際を決めるときに「本当に彼でいいのかな?」と迷うことがあります。
頭では「この人」と判断しても、本気で好きかどうかがわからなくなるケースは珍しくありません。そういう時、自分の気持ちを確かめる効果的なチェック方法があるんです。
彼のことを助けてあげたいと思う?
愛情表現にはいくつかありますが、究極は見返りを求めない無償の愛でしょうか。
婚活では、相手の条件やスペックを見比べることで判断するパターンが多いかもしれませんが、彼のことを無償で助けてあげたいと思うかどうかは、判断基準の一つになります。
もし彼が高熱を出して寝込んだら、飛んでいって看病してあげたいと思うでしょうか?
あるいは、彼の勤め先が倒産して無職になったら、あなたはどう感じますか?
迷いなく「彼を助けたい」「応援してあげたい」と感じるなら、結婚を前提の交際を決めていいと思います。恋人同士になってから気持ちがブレることも、まずないはずです。
けれど、「具合の悪い彼の面倒を見るのはちょっと……」とか「無職になった彼に用はない」などと感じる場合、恋愛感情がないと判断できます。彼の年収や職業といった条件を気に入っているだけなので、恋人同士になってから違和感を覚えるかもしれません。
結局のところ、好きの本質とは、“この人のことを助けてあげたいと思う”気持ちなのです。
彼に何を求めている?
婚活での出会いは、ドキドキ感に欠けるかもしれません。お互いに年収や職業、外見をシビアに見定めて最適なマッチングを求めるので、気持ちはどうしても後回しになりがち。
そのため、自分の心がわからなくなったときは、彼氏候補となる男性に、自分が何を期待しているかを考えるといいでしょう。
高年収による裕福な暮らし?
安定した職業に支えられる不安のない人生?
アレコレ考えた時、彼のサポートを受ける側になることを望むなら、本気で好きと思ってはいないかもしれません。少なくとも、本当の愛はまだ芽生えていないでしょう。
恋人関係や夫婦は、お互いに支え合うことで成立します。「自分は助けてもらう側」と受け身になると、いずれどこかで関係は破綻するはず。
「彼のために何かしてあげたい」と思う気持ちが湧かない相手とは、交際はもちろん、結婚するのは難しいかもしれません。
今まで彼を助けてあげたことがある?
人はときに、助けてあげた人を好きだと勘違いする場合があります。
人間の脳というのは不思議なもので、偶然の流れから特に思い入れのない他人を助けたとき、相手に特別な感情が芽生えやすくなっているんです。
これはアメリカの心理学者によって検証されていて(※1)、脳が行動の根拠を欲しがることに起因します。
本当は何も思っていないのに、「相手に特別な感情を抱くからこそ助けた」と脳が思い込むそうです。
※1)ベン・フランクリン効果:助けると好きになっちゃう現象
http://www.everywherepsychology.com/2016/03/ben-franklin-effect.html
つまり、自分にメリットがないのに他人に何かをしてあげる、助けることで、相手に好意を抱いていると思い違いする可能性があるということ。
そのため、彼氏候補の男性に対して、婚活中に何か手伝ったり、困っている状況を助けたりしたなら、それを理由に好きと思い込んでいる可能性があります。
しばらく時間が経って冷静になれば、「なんか違うかも」と気持ちが冷めるかもしれません。
付き合ってから最終判断をしてもいい
早く結婚したい人は、好きな人を早く見極めて交際を始めたいはず。
それを知るには、自分が彼のために何をしてあげたいのか、彼に何を求めるのか、今まで彼を助けたことがあるのかどうかが、手掛かりになるでしょう。
そうしたポイントをチェックして、交際前に自分の本当の気持ちが見定められたらベスト。
ですが、それが難しい場合は、付き合ってから最終判断をくだしてもいいんじゃないでしょうか?
早ければ1カ月で相手への気持ちがハッキリ分かるでしょうし、時間がかかっても3カ月付き合えばさすがにわかるはず。
婚活で出会った男性なら、手探りで関係を進めるのはお互い様です。付き合ってみて「やっぱり違う」と感じるのは、珍しい話じゃありません。
一時的な恋愛を楽しむだけの相手探しとは違って、結婚相手を見極めるのは、とても大事な作業。
「本当に彼でいいの?」という疑問を解決する方法は、コレだけ! と限定しなくていいと思います。
複数のチェック項目を確認しながら、段階的に自分の心を見定めてもいいでしょう。
(沙木貴咲/ライター)
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