こんにちは、婚活FP山本です。
近頃の20~30代男女は、経済的な理由で結婚が考えにくく、また結婚してもなかなか貯金できずに出産を敬遠したり、一人目を産んでも第二子を作ることに慎重になったりする声を本当によく聞きます。
「子供が欲しい」「家族を増やしたい」と願っているなら、実に残念なことです。
そこで今回は、お金がネックになって幸せを実現しづらくなっている既婚女性のために、最初に何をしたらいいかをお伝えします。ぜひ、人生にお役立てください。
最初にすべきは家計簿付け
まず結論からお伝えします。貯金ができずにお金への不安が尽きないなら、最初に家計簿を付けましょう。
ちなみに今のあなたは付けていますか?
面倒に感じる方もホントに多い家計簿ですが、騙されたと思ってまずは1ヵ月、家計簿を付けてみてください。
なお、『家計』と『自分のお小遣い』はしっかり分離して、両方を管理してくださいね。可能なら、旦那さんにも自分の小遣いを小遣い帳で管理させましょう。
そして1ヵ月経ったら集計して、何の支出が高いのか、その支出は少しでも減らせないのか、ちょっとだけ手を止めて考えてみてください。
これを数ヵ月続ければ、自分自身の家計状況や各支出のおおよその毎月必要な金額を自分で把握できるようになります。
『いつものペースだとまた〇円くらいかかるから、ちょっと節約してみよう』という感情が生まれてくるのです。これが貯金への出発点になります。
意識が変わると行動が変わる
また家計簿に慣れてきたら、次は目標貯金額を自分で設定します。
1円も貯金できてなかった方なら、まずは1万円、1万円が達成できたら来月は2万円と、少しずつ増やしてきましょう。
自分の家計状況を自分で把握していれば、その金額を達成するにはどうしたらいいかが考えられるハズです。
そしてそうなれば、普段の行動も例えば買い物の際にはしっかり値段を確認したり、少しでも安いところで買おうとしたり、時には欲しいけどガマンしたりと、あなた自身の行動が変わってきます。
最終的には『このペースで貯金すれば、〇年後には〇万円貯まる』と未来を予測でき、それを元にさらに貯金をがんばれるようになるでしょう。
そして十分な金額が貯まる計算ができるようになったら、ついに未来への不安から解放されます。
実際に変わったA夫婦をご紹介
私の過去の相談者のなかに、共に30歳の鈴木さん夫婦(仮名)がいました。鈴木さん夫婦の世帯月収は約50万円ありましたが、月々の貯金はゼロ。
そんななか、待望の第一子を授かったのです。夫婦はスゴく喜びましたが、急にふと教育費が不安になりました。
とりあえず貯金しなきゃとは思いましたが、何をしていいやらサッパリ……。その後も数ヵ月、貯金しなきゃとは思いつつも何もできない日が続きました。
さすがにこれではマズいと思った旦那さんは私の元に相談に来られ、そして私はまず家計簿を付けるところから始めるよう助言しました。
そうしたら夫婦揃って、会社関係者や友人との交際費が極めて高額なことが判明。二人とも誘われると断れない性格だったのです。
そこで今後は、子供を理由に3回に1回は断ることを夫婦で決めました。また毎月末、夫婦は私を交えて3人で家計や貯金のことを話し合うようにしました。
すると段々と夫婦揃って日頃から貯金や支出に敏感になり、最終的に毎月20万円ほど貯金できるように。これなら60歳の定年頃には、教育費をひとまず無視すれば約7000万円も貯まる計算です。
こうして『これだけあれば大丈夫だ!』と、ようやく鈴木さん夫婦は安心を手にしました。
まとめ
結婚して過程が持てても、貯金ができなくて不安が拭えないなら、まずは家計簿を付けるところから始めましょう。
そして貯金が起動に乗れば、将来不安から解放されるだけでなく、マイホームの購入を検討できたり、子供に十分な教育を受けさせたりすることもできます。
最初は面倒かもしれませんが、慣れるまでの辛抱です。頑張ってくださいね。
(婚活FP山本/ライター)
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