オシャレにも気を遣い、コミュ力が低いわけでもなく、将来のことを考えて仕事も貯金もしっかりやっている。
……なのになぜかモテない!!
友達に聞いてみると「〇〇は隙がないんじゃない?」とか「〇〇は完璧すぎるから高嶺の花に感じるのかも」なんて言われたりする。
でも、「モテたいなら自分の努力をやめろ」と言われているような気がして納得がいかない。
そんな人に気づいて欲しい。
それはあなたが「隙がないから」でも「高嶺の花だから」でもなく、「人に頼るのが下手だから」だということを。
「隙がない」の裏に隠された本音
「隙がない」という言葉良く使われる言葉ですが、その意味をしっかりと定義されることはほとんどありません。
これは翻訳すると「あなたは何でもかんでも一人でこなそうとするし、実際にできているようなので、私が手助けできることがあるように思えません」という意味です。
しかしあなたはこう反論するでしょう。
「そんなことはない!私だって全然思うようにできてないし、助けて欲しいことがいっぱいある!」と。
ここであなたが目を向けるべきは、あなたがどう感じているか?ではなく、周囲にどう感じられているのか?という点です。
人は「役に立てそうな」人の役に立ちたいと思う
人が人のことを好きになる時、あるいは恋人になったらいいなと思う時、そこには多かれ少なかれ、「この人のことを支えたい」とか「この人の力になってあげたい」という気持ちがあります。
それゆえ、「一人でなんでもこなせる人」だと思われてしまうと、「自分が支える必要がない」「自分ではこの人の力にはなれない」と感じさせてしまい、恋愛対象として見られなくなってしまうのです。
つまり、あなたが“頑張り屋さんなのにモテない”のは、あなたが「自分はこの人の役には立てなさそうだ」と思われてしまっているからなのです。
自立心とは、人に頼る技術のことである
おそらくあなたは、無意識のうちに『親や上司・周囲の人間の期待に応えなくては』というプレッシャーを抱えながら生きています。
そして、できるだけ人に迷惑をかけないように、自分なんかのことで手を煩わすことのないように、「自分でできるようにならなくちゃ」と思い込んでいるのではないでしょうか。
しかし、自立を「何でも自分一人でできるようになること」だと“勘違い”してはいけません。
それでは「この人のことを助けてあげたい」と思われなくなってしまうのです。
真に自立するためには、「自分一人では何にもできない」と潔く認め、「適切な人に適切な頼り方ができるようになる」”技術”を身につける必要があります。
適切なヘルプの出し方の具体例
とはいえ、人に頼るのが苦手な人が急に「人に頼れ」と言われても何をしたらいいのかわからないと思いますので、いくつか具体例をお伝えします。
相談するジャンルを人によって分ける
まず自分が助けを求めた時に、力になってくれそうな人がだれか?を書き出してみましょう。
尊敬できる先輩、頼りになる後輩、以心伝心の関係の親友、(家族関係が良好なら)親……などなど。
そしてその人たちに対して、「この人にはこのテーマで頼ろう」と頼るテーマを決めましょう。
先輩には仕事における悩みを、後輩には仲間のフォローを、親友には自分の人として治すべきところを、親には人生に関することを、といった具合に相談のジャンルを分けることが大事です。
そのテーマが得意な人にお願いする
そうやって「誰に何を」を決めておくと、相談される側からすると「この分野ならこの人に役に立てる」ことがわかりやすくなります。
しかし時には、その相談するテーマが、その相談相手が得意としない分野であることもあります。
そういう時は、相談するテーマを変えて、その人が得意そうなジャンルを見極めていきましょう。
いつも助けてもらってる“感”を出す
これがモテに関わってくるのですが、そうやって自分がいろんな人に頼りながら生きていることを、きちんと公開する事です。
そうする事で、「完璧にみえるこの人でもだらしないところや、できないことがあるんだな」という印象を与えやすくなります。
そしてその「可視化されただらしないところやできないこと」こそが「ヌケ感」の正体なのです。
これは余談ですが、落としたい人には「他の人には絶対に頼めないけど、あなただけには頼ってしまうこと」を決めましょう。
頼り方が上手になれば仲間が集まり、甘え方が上手になればモテます。
(川口美樹 /ライター)
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