“察する気持ち”がお互いにあれば、恋愛はうまくいくものかもしれません。
でも、その心配りがかえってケンカのもとになってしまうことも。
ムダな察し合いばかりしているカップルは、察し合うからこそ、破局の一途をたどってしまうかもしれませんよ。
察することは日本人の美学ですが、ムダな察し合いは避け、彼とのケンカの芽を生まないようにしませんか?
本当は一緒にいたい? 「1人にしてあげよう」はムダな察し合い
彼が疲れているとき、憂うつな気分のとき、忙しいときなど、彼の気持ちを推察し
「1人にしてあげよう」
「そっとしておこう」
と優しさを見せる人もいるかもしれませんが、その察する気持ちは、かえってケンカのもとになる可能性があります。
本当に1人になりたいときは、自分から離れるか、「1人にして」と伝えるはずです。
その言動がないということは、心のどこかで
「彼女に支えて欲しい」「甘えたい」「優しくギュッと抱きしめて欲しい」
と思っているのかもしれませんよね。
一緒にいて欲しいのに、離れていかれてしまうと、相手は突き放されたように感じてしまいます。
逆の効果を生む、ムダな察しという結果になってしまいます。
「1人になりたいかな?」と思っても、彼から「1人になりたい」と言われないかぎりは、彼に寄り添ってあげましょう。
それでも心配な場合は、
「1人にしてほしい? それともそばにいてもいい?」
と彼に直接聞いてみるのがおすすめです。
「言わない」のはカップルのケンカのもと!
男女で一番多いのは、「言わない」という察し合い。
会いたくても「会いたい」と言わない、
「なにかあったのかな?」と思っても言わない、
など、ときには察してそっとしておいてくれる気持ちに「ありがたい」と思われることもありますが、言わないと相手の気持ちを知ることも、自分の気持ちを伝えることもできません。
この場合「言わない」という選択がケンカのもとになってしまうことがあります。
とくに、自分の気持ちを彼に伝えないのは、ケンカのもとになってしまう確率が高いです。
たとえば、
「彼の負担になりたくない」と思い、彼を大好きな気持ちや将来を一緒に歩みたい気持ちを伝えない女性もいるかもしれませんが、彼も同じ気持ちだったら……あなたの一歩引いた態度に寂しいと思うでしょう。
もちろん、嫌なことを言う必要はありませんし、「沈黙は金」と言うように、ときには口を閉じていたほうが賢明なこともあります。
しかし、彼の気持ちを察し、あなたの気持ちを伝えないという選択肢は、基本的には避けるべきなのです。
嫉妬しないのがケンカのもとになることも……
嫉妬こそがケンカのもとになることが多いのですが、
嫉妬の気持ちがあっても、相手の気持ちを察しその気持ちを言わないのは、それもそれでケンカのもとになることがあります。
嫉妬心を完璧に隠すことができるのなら、なにも言わないほうが賢明です。
でも、「嫉妬されたくないだろう」と相手の気持ちを察し、自分の気持ちを押し殺して嫉妬心を隠しても、顔や態度にその気持ちが出るようなら、いっそのこと気持ちを伝えたほうが、お互いの絆が深まるかもしれません。
いっさい嫉妬されたくない、という人もいるでしょうが、嫉妬されることで愛を感じ、うれしい気持ちになる人もいます。
気持ちを察し合い、お互いに干渉し合わない関係が肌に合う人もいるでしょうし、その距離感が好きな人もいるでしょうが、みんながみんなそれを望んでいるわけではありませんよね。
ときには素直に嫉妬したほうが彼も喜ぶかもしれませんし、あなたの愛を強く感じ、より絆が深まるかもしれませんよ。
さいごに
カップル長続きに必要なのはコミュニケーションとも言われます。
パートナーの気持ちを察することは大切ですが、ちゃんと言葉で伝えることも大切です。
察し合う気持ちがケンカのもとになってしまわないよう、あまり気持ちを伝えないタイプの人や少しケンカが多いカップルは、参考にしてみてくださいね。
(瀬戸 樹/ライター)
公開日:2018年7月12日
更新日:2019年2月13日
Photo by. Vera Arsic
■カップルの喧嘩の原因と、仲直りの方法って?
■相性心理テスト|手料理でわかる!彼氏との結婚相性
■彼氏とのケンカを避けるレッスン★大切なのは、冷静さと想像力