「いいな」と思った異性をスマートに誘って、苦労なくデートして、トントン拍子にお付き合いをスタートさせる……そんな人はめったにいません。
誰もがそれなりに悩んで、苦労して恋愛しているものです。
けれど、
好きだと思っていることが好きな人にバレると恥ずかしいとか、二人きりになるとうまくしゃべれないから恥ずかしいとか、
「恥」を気にしてしまい、行動を起こせない人が結構います。
実はコレ、とってももったいないことなんですよ。
恋愛とは、恥ずかしいものである
人気漫画家の柴門ふみさんは、著書「大人の恋力」(新潮社)で、恋愛上手な人に共通する特徴の一つに、「どんな恥ずかしいことも耐えられること」と挙げています。
それは、好きな人を食事に誘ってお断りされたらみっともないとか、好きだと思っていることがバレて気まずい、などの考えがあまりないことを表します。
そもそも、恋愛にまつわるさまざまな行動は、デートに誘うにしても、告白をするにしても「恥ずかしいもの」なのだと。
そして、それらを恥ずかしいからと避けていたら、恋愛なんかできないじゃない? とも。
……柴門さんのおっしゃる通りです。
恋成就とは、恥を克服していく行為である
恋愛がそもそも恥ずかしいものだとすれば、恋成就は恥を克服していく行為。
好きな人との距離を縮める上で、恥をかくことは必須になります。
「恥ずかしいから話しかけられない」「告白なんて恥ずかしい」
と、言っている場合じゃないのです。
赤面しながらも好きな人に絡んでいき、うまくしゃべれなくても果敢に話しかけて、ひたすら恥をかく。これを繰り返す中で、恋愛は進展していくでしょう。
恋に「恥のかき損」はない!
もちろん、恋は自分と相手の二人でするものなので、うまくマッチングしない場合は『失恋』という悲しい結末を迎えることもあります。
「じゃあ、恥ずかしいのを我慢してがんばっても、恥のかき損になるじゃない!」
……と、言いたくなる人もいるかもしれません。
でも、恋愛においては失恋でさえも、絶対に無駄にはならないのです。
恋愛では、試行錯誤をどれほど多くしたかが、恋をするうえでの真の実力につながります。
そして、たくさん恥をかいて頑張ってきた人のほうが、恋人を大切にできます。
苦労して苦労して、やっと手に入れた恋人ですから。
なんの苦労もなく、トントン拍子に付き合えた恋人より愛着があり、手放しがたく感じるのは当然の話。
また、「自分を大切にしてくれる」と思う恋人は、あなたのことも大切にしようとします。
与えられた愛と同じだけの気持ちを返そうとするんですね。
だから、失恋したとしても「恥のかき損」はありません。
多少時間が経とうとも、必ず報われるときがきます。
さいごに
恋愛経験があまり多くない人や、何年も彼氏がいない女性は、素直に自分の気持ちを表すことが苦手で、「好き」がバレることやカッコ悪い姿をさらすことを、極端に嫌います。
でも、そこを回避して恋愛はできないのです。
初めは怖いかもしれませんが、ぜひ思い切って飛び込んでみてください。
できないと思ったことも、やってみれば意外にできるもの。
もしかしたら、あまりに簡単にできちゃって拍子抜けするかもしれませんよ。
恋愛で恥をかくって、そういうものです。
自分が幸せになるためには、どんどん恥をかいて、恥をかくことを当たり前だと思うようにしましょう。
そうすれば、ふと気づいたときに
「私って、こんなに恋が上手だったっけ?」
と驚くに違いありません。
参考)「大人の恋力」(柴門ふみ/新潮社)
(沙木貴咲/ライター)
公開日:2017年12月30日
更新日:2019年1月8日
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