ご相談者の方々からは、恋愛に関するお悩みを聞くことが多いという花凛先生。
片思い、彼氏の気持ち、結婚、不倫……お悩みはさまざまあるそうですが、なかでも「好きな人に自分の思いを伝えられない」というご相談が少なくないようです。
とくに、同じ職場に勤める男性を好きになった場合、うまくいかなかったら仕事にも差し支えがあるという気持ちが邪魔をして、どうしても遠慮してしまうんだとか。
こうした相談を受けたとき、花凛先生はどんなアドバイスをするんでしょうか?
「好き」と言えないのは、自分を強く守っているせい
「自分を守りたいと強く思っている人は、恋愛だけに意識を集中させて行動することができません。恋を進展させるために行動した場合、恋愛以外のところにどういう影響があるか、自分が周囲からどう見られるか、と気にしてしまうのです」
花凛先生は、好きという思いをなかなか表現できない原因をこう述べます。
アプローチができない、告白ができない……という人は、相手に好きと言うことで自分が恥をかくんじゃないか、仕事や人間関係に悪影響があるんじゃないかと心配するんだそうです。先を読んで自分を守ろうとすることは、決して間違いではないでしょうが、自分から動いて現状を変えようとしない限り、恋愛には進展できないものです。
同僚や上司、ご近所さん、友人など、好きな人が身近な存在であるほど、これまでの仲を壊すのが怖くて愛情表現は控えめになりますし、好きという気持ちを表せなくなるものです。
好きとはなかなか言えない。でも、付き合いたい。
そういう時は、どうするのがベストなんでしょうか? 花凛先生に伺いました。
怖がっているだけじゃ、ダメ
「少し先を読んで『フラれたら怖い』とか『職場に居づらくなる』と心配するのではなく、さらに先を読むようにしてみてください。それは、好きな人に自分を受け入れてもらうためのアプローチや、相手との距離をうまく縮める計画だったりします」
花凛先生はそう述べるのですが、それってつまり……。
「フラれないようにするには、どうすればいいかを考えるんです。本気でその人とお付き合いしたいと思うなら、告白だけで終わりにならない方法を見つけましょう。たとえば、友達として親しくなるところから始めて、告白しやすくする環境をつくるのも良いですし、SNSで繋がってアピールしていくやり方もあります」
なるほど! そういう意味なんですね。
確かに、無計画にいきなり告白しても、好きな人はビックリしてしまうはずです。中高生時代はそういう恋の展開もあったかもしれませんが、20~30代になれば、上手にさりげない愛情表現を試みたいですよね。
普段からなにげなく、好意を少しずつ、繰り返し示していくことで、相手との距離が縮んで関係も進展するに違いありません。
失恋も恋。おそれないで!
「失恋が怖いという方は、深層心理で失恋を恥ずかしいと思っていることが多いんです。失恋もちゃんとした恋。恥ずかしく感じることはありませんよ」
好きな人に受け入れてもらえないと、大きな悲しみに包まれるもの。けれど、花凛先生は失恋のショックを細かく読み解いていくと、羞恥心が見えてくるケースが少なくないというのです。
失恋は恥ずかしい。そんな恥ずかしい思いはしなくない。だから、好きな人に自分の気持ちを伝えられない。気持ちを伝えられないから、恋は進展できずに停滞してしまう……。
恋愛に消極的な人には、そんな負のスパイラルがあるそうです。そのため、この悪循環を作り出す「失恋は恥ずかしい」という考えを正したなら、もっと気軽に、器用にアプローチができるようになるとも、花凛先生は語ります。
まとめ
「恋にはある程度の自己犠牲が必要で、捨て身のアプローチが好きな人の心を動かすことも多いんですが、そもそも『好きという思いを伝える』という考え方はしないで、相手の方との関係を動かしてみる、進めてみるという発想で動くと良いですよ」
おっしゃる通り、告白は恋の決着をつける切り札になってしまいます。あまり気負わず、でも計画的に慎重に、恋の進展を望むのが良さそうです。
今回は、花凛先生に「自分の思いをうまく伝えられない」ケースについてお聞きしました。
みなさんもぜひ参考にしてみてくださいね。
(花凜)
公開日:2017年9月3日
更新日:2018年9月10日
Photo by. Marta Starbucks
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