もはや日本人に必要不可欠なライフワークツールと化したコミュニケーションアプリ「LINE」。
最近ではおじさんから送られてくる謎のスタンプや顔文字だらけのLINEのことを「おじさんLINE」と呼び、SNSなどで揶揄され、ネタ化されています。
基本的に、「新しいツールを使いこなせない」「コミュニケーションがうざい」という点は、いにしえからおじさんという存在が残念ながら抱え続けている個性ではあるので、LINEとおじさんがくっつけばこうなるのは当たり前だったのかもしれません。
さて、前置きが長くなりましたが、この「おじさんLINE」果たして男性だけの問題なのでしょうか?
たとえ、女性から男性に送られたLINEであったとしても、あまりにも温度差があったら、このおじさんLINE問題と同じで、相手をドン引きさせてしまう結果になるかもしれません……。
そこで今回は、LINEにおける男性と女性のコミュニケーション手段の違いについて考えていきたいと思います。
基本的に男性同士のLINEは簡素
ひとによってかなり差はあるとは思いますが、基本的に男性同士の会話やLINEでのコミュニケーションは驚くほど簡素であるものが多いです。
例えば飲み誘う連絡以下のようなかたちが代表的です。
A「おーい」
B「むり」
以上が男性同士のふだんのコミュニケーションです。絵文字やスタンプなどはよほどテンションが上がっているときではないと使いません。さらに仲の良い間柄になると「無視が断りの返事」であることもあります。
伝えたいことが明確にあれば、その手段はできるだけシンプルしたいという考えからこうなるのだと思います。
おじさんLINEは例外なのか?
「男性のLINEが簡素なのだったとしたら、最初の『おじさんLINE』は何なのだ?」そう思っている読者もいるかもしれません。
が、あれは下心や自己顕示欲を出して、ふだんやらないことにチャレンジした結果、気持ち悪い文章が誕生してしまったということなのです。
おじさんたちもふだんからもう少し、メッセージを受信する側の気持ちを汲み取りながらテキストを作成してれば、あのような結果にはならなかったはずです。
ひとの気持ちが汲み取れないのがおじさんなのですが……。
アラサーになるとコミュニケーションが変容
ひととの繋がりやコミュニケーションが楽しい20代のころは、「もっと女性とつながりたい」「もっとたくさんLINEしたい」などとフットワークも軽いのですが、30代も突入してしばらくしてくると、仕事での責任や、体力の衰え、意欲の低下などにより、だんだん他人とのコミュニケーションに時間とストレスを費やすことが辛くなってきます。
そこへ、そこまで心を許していない女性から、だらだらと長いLINEがきたりすると……。
「なんだこのひと、面倒臭い……」と、思われてしまいます。
返事がきていないのに重ねてLINEはアリ?
ひとつのメッセージをいくつかに小分けにして送る。もしくは、返事がきていないのにもかかわらず、続けて次のLINEを送る。
気になっている相手に対して、どちらもあまりやってはいけないことのように見えますが、必ずしもそうではありません。
男性のなかには、なかなかLINEの返事をしない種類のひとがいます。彼らが何を考えているかというと、ただなんとなく返事をしないだけ。別にあなたのことが嫌いだから返事をしないわけではないのです。
「だからってそれもどうなの?」とは思いますが、なんとなくのんびりした性格のひともいるので、1度返事がこなかっだ。というだけで諦めてしまうのは時期尚早です。こんなときは追撃LINEを送ってやりましょう。
話題は基本的に小出しする
そこまでの仲でもないのに、内容がライトだったとしても、いきなり長い文書を送ると、それだけで重圧を感じさせてしまいます。
なので、自分のしたい話、相手の興味を惹きそうな話題をLINEするときは、トピックだけ小出しにすることがおすすめです。
そこで相手がその餌に食いついてきたらこちらのもの! 相手もテンションが上がっているので思う存分LINEで語り合いましょう。
さいごに
別にそこまで大きな差があるとは思わないのですが、男性同士、女性同士で若干の連絡方法に差があるのは事実だとは思います。
その若干の差を把握することによって、気になる相手と上手にコミュニケーションをとることができると思います。
今まさに、片想い中のかた、昨日気になる相手とLINEを交換したばかりというかた。なんとなくこの記事を頭の片隅に置いておくと良いかもしれませんよ!
(吉田ヨシヲ/ライター)
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